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炎炎ノ消防隊・大災害とは?意味や世界観を分かりやすく解説

原作漫画はすでに完結し、さらにアニメ3期の放送も決定している注目作『炎炎ノ消防隊』。

物語の序盤では、主に“火災”をテーマとした事件が描かれていましたが、物語が進むにつれスケールは拡大。やがて「大災害」と呼ばれる世界規模の脅威が語られるようになっていきます。

物語の終盤では、まさにその“大災害”が現実のものとなろうとするシーンもあり、情報量の多さから「正直、よくわからなくなってきた…」という人も少なくないかもしれません。

「そもそも大災害って何だっけ?」という疑問を持つ方もいると思います。

そこで今回は大災害の意味と、複雑になりがちな設定を改めて整理していきます。

 

 

目次

「炎炎ノ消防隊」における大災害とは何か?

この記事では、炎炎ノ消防隊に登場する「大災害」の概念について詳しく解説していきます。大災害についての理解を深め、その重大な意味を再確認してください。

 

大災害の定義

大災害とは、地球を完全に炎で包み込み、文字通り「第2の太陽」を創出することを指します。これは、地球が完全な火の球体となり、生命を維持できない極限の状態に変わることを意味します。その結果、地球上のほぼ全ての生命が絶滅する可能性があるのです。

 

大災害によって形成された現在の太陽

現在私たちが知る太陽は、実は「250年前に発生した大災害」の結果生まれました。この大災害により、当時の地球は3次元の実態を持つ世界から、2次元の世界へと劇的に変化しました。この過程で多くの生命が失われ、完全に新しい環境が形成されたのです。

 

しかし、大災害が完全に成功しなかったため、生き残る者も存在しました。これにより、現在の「炎炎ノ消防隊」の世界が成立しています。

 

このように、大災害は「炎炎ノ消防隊」の世界観を形成する上で中心的な役割を果たしており、物語全体に影響を及ぼしている重要なテーマなのです。

 

 

大災害の発生に必要な要素

アドラと地球のリンクが引き起こす大災害

大災害の発生には、「地球とアドラのリンク」が必須です。アドラは、現実世界とは異なる裏側の存在として知られています。

この異世界は、空間の裂け目の向こう側に存在し、地球の裏側にあたる世界と言えます。

アドラと地球が一度リンクすると、地球はアドラの影響を強く受け、第2の太陽としての性質を持つように変化します。

 

マイナスイメージが大災害を形成する

大災害の構成要素には、人類の「絶望・悲観・憎悪」といったマイナスイメージが深く関与しています。

日常生活での災害、社会的な問題、人間関係のストレスなど、人間の持つ負の感情が大災害を触発する燃料となります。

これらの感情が積み重なることで、地球はアドラと同様の破壊的な変化を遂げるのです。

 

焔ビト化:負の感情が引き起こす恐怖の変身

「焔ビト」とは、アドラとの深い関係により発生する現象です。

地球に住む人々と同様、アドラにも人間と似た存在がおり、これらはドッペルゲンガーと称されます。

彼らドッペルゲンガーは、突然地球の人間に干渉を始めることがあります。

 

この干渉に耐えられない人間は「焔ビト」へと変貌し、一方で耐え抜いた人間は、特殊能力を持つ第二世代や第三世代として新たな力を得ることがあります。

つまり、ドッペルゲンガーはその干渉によって人間に負の感情を植え付け、その感情に打ち勝てない人間と同化して焔ビトへと変化させるのです。

 

 

白装束の陰謀:伝導者の目的と行動

地球を焼き尽くし、第2の太陽へと変える計画を進める伝導者は、アドラに存在し、直接的な行動を取ることができません。そのため、彼らの意志を実行するために動いているのが「白装束」と呼ばれる一団です。

彼らは伝導者からの指示に従い、地球上での活動を代行しています。

 

白装束の構成メンバー

白装束は多様なメンバーで構成されています。

シスター・スミレとヨナのような長老級のメンバー、伝導者の側近であるハウメア、アドラバーストを守るアローやカロン、そして敵を殲滅するゴールドやドラゴンなど、様々な役割を持つ者たちがいます。

 

アドラバーストとの関連

大災害を引き起こすための白装束の活動は、アドラバーストを持つ者の回収に特に注力しています。

アドラバーストは、その持ち主がアドラとリンクする能力を持つため、これが大災害発生の鍵を握っています。

過去の大災害が中途半端に終わったのは、アドラバーストを持つ「柱」が十分でなかったためです。

彼らは今回、全てのアドラバースト持ちを追い詰め、次なる大災害に備えています。

 

アドラバースト持ちのリスト

  • アマテラス
  • シンラ
  • ショウ
  • インカ
  • ナタク
  • ハウメア
  • シスター・スミレ
  • アイリス

 

 

大災害の弱点:希望、信頼、祈り

大災害は、人々の絶望のエネルギーによって構成されています。

この壮大な脅威に対して、希望・信頼・祈りなどのプラスのイメージが有効な歎息であるとされています。

他の作品で見られるウルトラマンや仮面ライダーのような希望の象徴が、様々な怪獣や敵対勢力を退ける様子は、「炎炎ノ消防隊」の世界においても同様のパターンが見受けられます。

 

救世主伝説とシンラの役割

炎炎ノ消防隊の世界では、250年前の大災害時に処女受胎で生まれた者が救世主となる伝説があります。

シンラの母、森羅万理は処女受胎でシンラを出産しました。

このため、シンラはこの伝説の救世主とされ、大災害に立ち向かう希望のヒーローとされています。

シンラは大災害に対する天敵とも言える存在です。

 

白装束のシンラに対する策略

白装束は、シンラを悪魔として世間に認識させるために彼をターゲットにしました。

12年前の事件では、シンラの家族を分断し、ショウと万理を連れ去り、シンラだけを「悪魔」として孤立させました。

さらに、ラルフス三世との戦いでシンラが勝利したことが、人々の中での悪魔というイメージを強化してしまいました。

 

 

「炎炎ノ消防隊」の主な対立構造

炎炎ノ消防隊の物語の核となるのは、「大災害を起こそうとする白装束」と「これを阻止しようとする消防官」の戦いです。白装束は、自らの目的を達成するためには手段を選ばず、多くの人々を犠牲にする大災害を引き起こすことを企てています。

一方で、消防官たちはその計画を阻止するため、日夜奮闘しています。特に白装束が狙うアドラバーストを持つ者たちを保護し、彼らから大災害の引き金を守っているのです。

この二つの勢力の対立は、物語全体を通じて激しい炎と戦いのシーンを生み出しています。それぞれの陣営の動きが、炎炎ノ消防隊のドラマティックな展開を形成しているわけです。

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