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炎炎ノ消防隊・死亡キャラ一覧

アニメ作品には、登場人物が命を落とすものもあれば、逆に生き残るケースや、死んでも復活する展開が描かれることもあります。

『炎炎ノ消防隊』もまた、物語の中で命を落とすキャラクターが数多く登場します。

焔ビトを含めた民間人から特殊消防官、さらには敵勢力に至るまで、死亡者の数は非常に多い作品と言えるでしょう。

とくに本作では「死」にまつわる描写が際立っており、重要キャラの死が物語に大きな影響を及ぼしています。

本記事では、そうした中でも特に印象深い主要キャラクターの死に焦点を当て、その最期や復活の可能性についてまとめてご紹介いたします。

※モブやサブキャラクター(テンペ、アントンなど)は対象外としております。

目次

炎炎ノ消防隊の死亡者キャラ一覧

 

烈火星宮(元・第1消防隊)

『炎炎ノ消防隊』で最初に明確に命を落とした重要キャラクターが、第1特殊消防隊に所属していた烈火星宮です。

烈火は、元気で明るい性格と情熱的な言動が特徴の人物として描かれていました。

しかしその裏では、白装束側に通じるスパイとして活動していたことが明かされます。

「蟲」を使い、人体発火に適合する人間を探していた烈火は、非適合者を焔ビト化させ、適合者には能力を目覚めさせていました。

その行為に気付いた部下のタマキを殺そうとした際、シンラに阻止されます。

激しい戦闘の末、シンラに敗北した烈火は、追ってきたカリムの能力で動きを封じられました。

カリムたちは事情を聴き出そうとしましたが、遠隔で監視していた白装束の仲間が烈火の口封じを実行します。

最終的に、白装束のアローによって烈火は胸を射抜かれ命を落としました。

 

節男宮本(元・消防官)

節男宮本は、かつて消防官でありながら4人もの命を奪った快楽殺人者として知られた人物です。

裁判で無罪になるという噂が流れる中、国民全体が注目する中で実際に無罪判決が下されます。

しかしその直後、宮本は人体発火を引き起こし、自我を保ったまま焔ビトへと変貌します。

殺人の衝動を抱えたまま暴れまわる宮本に対し、第8特殊消防隊が出動しますが、第5の火華が先に彼を捕獲し、サンプルとして研究対象にします。

後に、宮本の秘密を探るために第5へと潜入したシンラとアーサーは、研究施設で宮本と再会します。

宮本は炎を操る力でアーサーを追い詰めますが、実はアーサーが利き手とは反対の手で剣を握っていたため苦戦していただけでした。

利き手に持ち替えたアーサーは、「紫電一閃」によって宮本を一刀両断し、自我を持つ焔ビトである宮本を鎮魂しました。

 

隠密暗殺部隊「聖陽の影」隊長

新門紅丸とジョーカーが協力し、聖陽教会の内部へ潜入した際に発覚したのが、隠密暗殺部隊「聖陽の影」の存在です。

この部隊は、教団に逆らう者や焔ビトの鎮魂を秘密裏に行う暗部組織として機能していました。

かつてこの部隊に所属していたジョーカーは、自由を求めて組織を抜け出した過去があります。

彼に拷問と訓練を施していたのが、「聖陽の影」の隊長であり、ジョーカーにとって因縁の存在でした。

紅丸との突入によって現れた隊長は、ジョーカーを当初は認識していませんでしたが、やがて「ファイブツー」と呼びかけることで正体を見抜きます。

ジョーカーは、自身の戦闘力が隊長に見くびられていることを逆手に取り、隠していた新技によって反撃に転じます。

最終的に、隊長はジョーカーの能力であるトランプの攻撃によって四肢を切断され、命を落としました。

 

 

亜門弾木(第2消防隊の小隊長)

白装束が拠点とする実験施設を突き止めるため、第2と第8消防隊が合同で地下「ネザー」へと潜入する任務が実施されました。

第2に所属する武能登(ジャガーノート)は、農家出身という背景からその名で親しまれています。

そのジャガーノートの先輩にあたるのが、サーマルスコープの能力を持つ小隊長・亜門弾木(あもんはじき)です。

彼の特殊な視覚能力は、敵の熱源を感知して位置を特定することが可能で、大量発生した焔ビトを素早く鎮魂する際に大きな役割を果たしました。

しかし全ての焔ビトを排除し、さらに進もうとしたその時、突如として白装束の1人が姿を現します。

ローブの中から放たれた一撃により、弾木の顔の半分が一瞬で削ぎ落とされ、命を落としました。

その攻撃を行ったのは、紫煙騎士団の一員・オロチで、炎の鞭「メドゥーサウィップ」を駆使した致命的な攻撃でした。

弾木の死に衝撃を受けたジャガーノートは、動揺しながらも気を取り直し、重傷を負いながらもオロチを打ち破りました。

 

蒼一郎アーグ(第4消防隊・大隊長)

第4特殊消防隊の大隊長である蒼一郎アーグは、丸眼鏡をかけた老齢の消防官です。

その顔には3本の傷があり、これはかつてアドラリンクを経験した際に刻まれたものでした。

また、アーグは第6消防隊のアーグ中隊長・アサコの実の祖父でもあり、部隊内外から厚い信頼を寄せられていました。

アドラバーストへの深い関心を持っていた彼は、シンラと対峙した際にわざと攻撃を受けようとする一面も見せています。

そんな彼の前に現れたのが、白装束に属する「屠り人」の1人・ゴールドです。

ゴールドは、アドラに触れた者の多くに現れる顔の傷を「聖痕(スティグマ)」と呼び、それを持つアーグに対して「迎えに来た」と告げました。

戦いを期待していたアーグでしたが、金属を自在に操るゴールドの前に反撃もできず、全身を貫かれ死亡します。

その死は、ドM気質だったアーグが「快楽の果てに自ら命を絶った」として処理されるという、ブラックユーモアを交えた描写が印象的でした。

 

レオナルド・バーンズ(元第1消防隊・大隊長)

レオナルド・バーンズは、第1特殊消防隊の元大隊長であり、シンラの過去にも深く関わる人物です。

シンラの弟・ショウに関する事情を知る数少ない人物でもあり、その実力・影響力は消防隊の中でも群を抜いています。

バーンズはかつて、熱心な神父として知られ、集中力を絶やすことなく一日中祈り続ける神童とまで呼ばれていました。

しかし、絶対的に信じていた神の正体が実は伝導者であったと知ったことで、心が大きく揺らぎます。

それでも「神父である自分は祈りを捨てることはできない」という信念に従い、結果的に伝導者側へと加担していきます。

その後、白装束に拉致されたオウビを救うために、シンラとジョーカーが救出に向かう場面が描かれます。

2人はバーンズと交戦し、彼はシンラの本気を受け止める覚悟で、一切の回避行動を取らずに正面から戦い抜きます。

戦闘の末、シンラの想いと拳がバーンズに届き、ようやく和解が成立するかと思われました。

しかしその直後、バーンズの背後に異界「アドラ」から現れた自身のドッペルゲンガーが姿を現します。

その鬼のような存在が彼の胸を貫き、アドラの世界へと引きずり込みました。

これが、信念を貫き通した神父・バーンズの最期でした。

 

 

カロン(ハウメアの守り人)

カロンは、常にハウメアの傍で彼女を守り続けてきた忠実な従者です。

大災害の最終局面において、第8消防隊と激突する中、カロンは天照への侵入を阻止すべく、その入り口に立ちはだかりました。

その行動のすべては、「大災害の実現」と「ハウメアの意志」のためでした。

圧倒的な耐久力と反射能力を誇ったカロンですが、火縄の銃撃を連続で浴びたことにより、ついに限界を迎えます。

最期は、「もう一人でやれるな、ハウメア」と言い残し、静かにその場に崩れ落ちました。

ハウメアは感情を露わにすることは少ない人物ですが、カロンの死に対しては涙をこらえることができませんでした。

 

Dr.ジョバンニ(元第3消防隊・大隊長)

天照内部での攻防戦において、Dr.ジョバンニは少年ユウの脳内に寄生し、その身体を完全に乗っ取ることに成功します。

この状態で大災害の鍵を操作し、ついに発動へと至らせました。

しかしそこに、真のエクスカリバーの力を解放したアーサーが登場します。

アーサーはユウの意識内に潜むジョバンニの本体を見抜き、その存在のみを正確に貫いて焼き尽くしました。

ジョバンニはほとんど一瞬で完全に消滅し、死亡します。

 

ドラゴン(屠り人)

ドラゴンは、白装束の中でも屈指の実力を誇る存在であり、その力は絶望すらも凌駕するほどでした。

あまりにも強すぎたため、戦う意味すら見出せずに人生に退屈していた彼ですが、大災害の戦場でアーサーとの宿命の対決に臨みます。

序盤はドラゴンが圧倒的優位に立っていましたが、アーサーが試練を乗り越えたことで形勢は逆転します。

戦いの舞台は宇宙空間にまで及び、アーサーはアドラの力を掴むことで「星の指輪」を装備し、真のエクスカリバーの力を発揮します。

最終的に、アーサーの放った「紫電一閃・地球割り」によって、ドラゴンの身体は縦に真っ二つに裂かれました。

自身を超える者の出現に、ドラゴンは深い安堵の表情を浮かべ、「アーサーがいてくれてよかった」と感謝の言葉を遺して息絶えました。

 

アーサー・ボイル(第8消防隊)

ドラゴンとの戦いに勝利したアーサーでしたが、彼自身も重傷を負い、宇宙空間に投げ出された状態で瀕死の状況にありました。

人間が生身で生きられるはずのない環境下で、アーサーは「後は任せた、救世主ヒーロー」と言い残し、エクスカリバーを手放します。

そのまま死亡したかに思われましたが、2022年2月11日発売の最新話(292話)において、アーサーが復活していたことが判明します。

精神崩壊寸前だったシンラを、宇宙空間から救い出す形で再登場し、しかも傷も癒え、隊服やエクスカリバーまでもが元通りの姿で描かれていました。

アーサーは「少々やられすぎたようだ。回復に時間がかかった」と語っており、その様子からも復活の経緯がイメージの力やアドラリンクによるものであったと推測されます。

死の淵から蘇ったアーサーは、再び救世主として戦いの場へと戻ることになりました。

 

フェアリー(災害隊)

災害隊に所属するフェアリーは、ドラゴンの死によって一時的に絶望に陥ります。

アーサーの勝利により人々の希望が増し、大災害の進行が停滞しつつあることを危惧したフェアリーは、奥の手「月落とし」を発動します。

これは月を地球に落下させ、再び絶望を引き起こすという極めて危険な試みでした。

しかし、シンラが介入して月の落下を阻止し、さらにショウがフェアリーの前に現れて戦闘に突入します。

時間を操る能力を持つフェアリーですが、ショウとの実力差は埋めきれず、戦いの末に致命傷を負います。

その後、他の災害隊メンバーとともに「殉教」と呼ばれる集団自殺を実行し、確立者のドッペルゲンガーを召喚。

この儀式によりフェアリーは死亡し、その死がさらなる災厄の呼び水となりました。

 

火代子黄(第6消防隊・大隊長)

第6消防隊の大隊長・火代子黄(カヨコ・ホァン)は、医療能力に特化した消防官として活動していました。

「アスクレピオスの杖」を模した杖を使用し、特殊な炎によって患者の細胞を活性化させる治療を行うことができます。

シンラがアドラの炎に貫かれた際、火代子は彼を治療するために全力を尽くしました。

しかし、彼女自身が「スティグマ」によってアドラリンクを引き起こした結果、アドラの炎に晒されることになります。

アドラの炎に耐性のない火代子は、そのまま炎に包まれ、「私には触れてはならない炎だったようね」と呟いて焼死しました。

 

 

シスター炭隷(七柱目)

シスター炭隷(スミレ)は、物語の中で古くから登場する存在であり、大災害の発生を長年待ち望んでいた人物です。

ついに大災害が始まり、ハウメアが神へと昇華したことで、スミレはその手を差し伸べられます。

その意味するところは「死」であると理解していたものの、スミレはそれこそが自身の願いであると確信しており、ためらいなくその手を取ります。

そして、「ようやくこの日が来ました…ありがとうございます」と感謝の言葉を残し、アドラの炎に包まれて命を終えました。

 

因果春日谷(五柱目)

インカは、五柱目としての能力「未来視」を持ち、危険や死に対する予知が可能な人物でした。

彼女はかつて、自分が焼死する未来を見ていましたが、それでもスリルを求めて白装束と共に行動する道を選びます。

物語の終盤、大災害が進行する中でハウメアから手を差し伸べられたインカは、それが死を意味することを理解しながらも、「人の死、それは絶望であり、同時に救済」と口にし、その手を取ります。

インカは運命を受け入れるように、炎に包まれながら静かに消えていきました。

 

天照とアイリス(一柱目と八柱目)

一柱目である天照と、第8消防隊のシスターであるアイリスは、見た目がそっくりな別人として描かれていました。

しかし、実際にはこの2人は表裏一体の関係にあり、物語の根幹に関わる重要な存在です。

天照は、国のエネルギー源として崇められる存在であり、アドラバーストの源としての力を封印されていました。

一方、アイリスは無能力者として登場しながらも、物語が進むにつれてアドラバーストに目覚め、「八柱目」としての正体が明かされます。

大災害が起こり、ハウメアが神となった際に、スミレやインカと同様に彼女たちにも選択の時が訪れます。

しかし天照とアイリスは、ハウメアの手を取ることなく、救済や絶望のどちらにも与することなく、自らの意志で死を選びます。

最期は2人並んで、黒い円錐状の構造物に貫かれ、静かに命を落としました。

 

 

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