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炎炎ノ消防隊|黒野の能力・技は?強さは新門紅丸とどちらが強い?

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『炎炎ノ消防隊』の舞台は、東京皇国と呼ばれる国家です。

この皇国内で、エネルギーや物資を広く供給する巨大企業「灰島重工」は、物語において重要な役割を担っています。

灰島重工は、特殊消防隊の装備を開発・製造するほか、能力者やアドラバーストに関する研究も行っており、その影響力は計り知れません。

そしてこの灰島重工に所属し、能力者のデータ収集や訓練を担っている人物が、優一郎黒野です。

彼は、能力の未熟な子どもたちと模擬戦を行う“講師役”として描かれていますが、実際にはその裏に彼自身のある嗜好が隠されていました。

本記事では、そんな優一郎黒野の「能力」や「技」、そしてその実力について詳しくご紹介いたします。

 

【炎炎ノ消防隊】優一郎黒野とはどんなキャラ?

優一郎黒野は灰島重工の社員で弱いものいじめが好き

優一郎黒野は、国家所属の消防官ではなく、民間企業である灰島重工の社員です。

灰島重工では、能力に目覚めた子どもたちを預かり、訓練という名目で日々の実験を行っています。

その中で黒野は、訓練用の実戦相手として登場し、子どもたちと組み手を行う役割を担っていました。

そして彼自身が「弱い者いじめが好き」と公言しており、まさに適任とも言える立場にあったのです。

物語では、蟲の適合者として力に目覚めた少年・ナタク孫との対戦シーンが何度も描かれます。

ナタクは、烈火星宮によってアドラバーストを宿す存在となった少年で、黒野は彼の能力を引き出すため、手加減をしながら戦い続けました。

この時、他の研究員たちはデータを取得し、能力に関する記録を積み重ねていたのです。

 

右手が灰病で真っ黒に炭化している「最狂」の人物

優一郎黒野は、普段から右腕に包帯を巻いています。

戦闘時になると、その包帯を外しますが、実は中は完全に「炭化」しており、真っ黒に変色しています。

これは「灰病(はいびょう)」と呼ばれる症状で、炎の能力を酷使した者が発症する非常に危険な状態です。

能力を使用し続けることで、体組織が次第に炭のように劣化し、機能を失っていきます。

黒野はそのリスクを承知の上で、能力を激しく使い続けており、右腕はすでに限界を超えています。

それでもなお能力を使い続ける姿からは、正気とは思えない「狂気」が感じられます。

その様子から、黒野は作中で「最狂」と表現されることもあり、その異質さは他の登場人物と一線を画しています。

 

黒野の強さは紅丸と同じレベル?

黒煙を発生させる第3世代能力者で消防官最強・新門紅丸と同等の強さ

黒野は、第3世代能力者に分類される存在であり、自身の意思で黒煙を発生させることができます。

この黒煙を用いた戦い方が、彼の主な戦闘スタイルです。

直接的に炎を放つわけではなく、煙の形状や性質を自在に変化させながら攻撃・防御に活用します。

 

黒煙の特徴

この黒煙には以下のような特徴があります

  • 触れた対象と感覚をリンクさせる
  • 煙を固体化・または気体化する状態変化
  • 吸い込んだ相手を内部から燃やす
  • 黒煙で自身の姿を隠し、視認できなくなる

これらの応用により、黒野は近接・遠距離の両面で優れた戦闘力を発揮します。

また、黒野は表舞台での活躍が少ないため目立つ存在ではありませんが、その実力は第7特殊消防隊の新門紅丸と肩を並べるとされています。

紅丸が「最強」であるならば、黒野はまさに「最狂」。

次項からは、そんな黒野が繰り出す技の数々について詳しくご紹介していきます。

 

黒野の技・能力と特徴

触れた相手を傷つける技「右ノ蝕」(ミギノショク)

ある日、灰島重工の意向により、黒野とシンラが模擬戦を行うことになります。

シンラは5歳から12歳の間、灰島の施設下で過ごしていた過去があり、黒野とは顔見知りでした。

そのため、黒野は「昔から遊びたかった」と口にしつつ、笑顔で戦闘に臨みます。

戦闘が始まると、黒野は包帯を外し、炭化した右腕をむき出しにします。

そして一振りすることで黒煙を拡散させました。

パンチを避けたはずのシンラが、次の瞬間には血まみれとなっていたことに驚き、黒煙に何か秘密があると考えます。

黒野はその問いに答えることはなく、実際には「右ノ蝕(ミギノショク)」という技を使用していました。

この技は、黒煙に触れた相手に傷を与えるというもので、見た目には分かりにくく、奇襲として非常に効果的です。

 

黒煙と同化して相手の視界から消える「蝕隠れ」(ショクガクレ)

戦いが進む中で、シンラは高速移動技「ラピッド」を駆使して黒野を翻弄しようとします。

しかし黒野は、黒煙と感覚をリンクさせており、そのわずかな揺れからシンラの動きを正確に把握していました。

さらに黒野は、煙を固体化して「クナイ」を作り出し、飛び道具として使用します。

避けられたクナイは、気体に戻され、その後ふたたび固体化されて短剣となり、シンラに斬撃を与えます。

このように、黒野は攻防一体となる煙の特性を自在に操り、シンラを圧倒していきます。

そして、とどめを刺すかのように使用したのが「蝕隠れ(ショクガクレ)」という技です。

大量の黒煙を発生させて視界を遮ったうえで、その中に自身の姿を溶け込ませ、敵の背後から不意打ちを行います。

この技は回避が極めて困難であり、初見では防ぐことがほぼ不可能な隠密性と攻撃力を兼ね備えた技となっています。

 

口から高温のススを吐き吸った者を体内から燃やす必殺技「人蝕」(にっしょく)

シンラとの戦闘が途中で中断され、状況はナタクをめぐる争奪戦へと展開します。

黒野は依然として「弱い者」を探しており、その最中、カロンの部下6人がナタクを取り囲んでいる場面に遭遇します。

黒野は即座に黒煙となって彼らの中心に侵入しました。

何が起きたのか把握できなかった部下たちは、無意識のうちに黒煙を吸い込んでしまいます。

この黒煙の正体は、極めて高温の「煤(すす)」であり、吸い込んだ者の体内から焼き尽くすという黒野の必殺技「人蝕(にっしょく)」が発動されました。

瞬く間に6人全員が炎に包まれ、焼死体となってその場に倒れました。

黒野は、シンラなどにはこの技を使用しなかった一方で、伝導者一派には容赦なく発動しており、彼なりの判断基準があることがうかがえます。

あるいは、子ども相手にはじわじわと追い詰めていくという、黒野の歪んだ嗜好が影響していたのかもしれません。

いずれにせよ、「最狂」と呼ばれる黒野の恐ろしさを象徴する一撃であったことは間違いありません。

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