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ダンダダン妖怪元ネタ一覧/モデルの怪異・宇宙人を解説

漫画『ダンダダン』は、ホラーやオカルトファンにとって非常に魅力的な作品です。物語には、数多くの妖怪や宇宙人が登場し、そのユニークなキャラクターたちは読者を引きつけます。

『ダンダダン』に登場するこれらのキャラクターは、実際に伝えられる伝説や民間伝承、未確認生物の報告がベースになっています。この記事では、これらの怪異や宇宙人の元ネタやモデルについて、わかりやすく簡単にまとめました。

目次

 

『ダンダダン』元ネタ一覧/妖怪・怪異・宇宙人

 

セルポ星人/プロジェクト・セルポ

『ダンダダン』で初めて登場する宇宙人、セルポ星人の背後には興味深い歴史があります。このキャラクターのインスピレーションは、「プロジェクト・セルポ」と呼ばれる1960年代のアメリカの秘密宇宙交流プログラムに由来しています。

当時、アメリカ軍はレティクル座ゼータ連星系の惑星セルポへと人員を派遣したとされています。

この計画は、1947年のロズウェル事件とその後のエイリアン「イーブ(EBE)」との出会いに起因します。米軍とイーブの共同作業を通じてセルポとの通信が確立され、地球から12人の軍人が派遣されました。

そのうちの2人は到着前に死亡し、残りの10人のうち8人が地球に帰還後死亡し、2人はセルポに残ることを選びました。

「プロジェクト・セルポ」の報告書によると、セルポには「子供は2人まで」という規則があったとされ、『ダンダダン』ではこの星の住民が現在はクローン技術を用いて繁殖している設定になっています。

過去には地球の女性との交配を試みましたが、これはモモとターボババアに阻止されました。

 

フラットウッズモンスター/3メートルの宇宙人

フラットウッズモンスターは、1952年にアメリカのウェストバージニア州でUFOと共に目撃されたエイリアンとして知られています。このエイリアンは約3メートルの高さで、明るい赤い顔とスペードのエース形の頭を持つ特徴があり、日本では「3メートルの宇宙人」としても親しまれています。

作中でこのモンスターは、独特のお相撲さんの姿で描かれることが多いです。彼の身に着けている鮮やかな緑の衣服や短い腕に爪のような手があり、浮遊する姿は見る者に強烈な印象を与えます。そのユニークな外見から、オカルト愛好家のオカルンによって「フラットウッズモンスター」と正確に特定されるほどです。

 

ギグワーカー/ABBA楽曲「チキチータ」

一方、ギグワーカーという宇宙人はシャコの姿をしており、「チキチータ」という単語を頻繁に使用します。

この言葉は彼の息子の名前であり、家族への深い愛情を示しています。この名前はABBAの有名な曲「チキチータ」にインスパイアされているとされ、感情豊かな歌詞がシャコ星人の心情と重なります。

さらに、セルポ星人によっていじられた後に変身するギグワーカーは、日本で親しまれていた「リゲイン」のCMソングを歌うことがあります。このCMの曲は牛若丸三郎太が歌う「勇気のしるし」とされ、日本のポップカルチャーとの繋がりを強調しています。

これらの曲はどちらも聴く価値があり、キャラクターの背景に深みを加える要素となっています。

 

ターボババア/都市伝説「ターボばあちゃん」

ターボババアの物語は、日本の都市伝説「ターボばあちゃん」からインスパイアされています。この伝説では、一人の老婆が夜な夜なトンネルを走行する車と並走し、ドライバーを驚かせると言われています。特に神戸市の六甲山周辺での目撃情報が多く報告されています。

この老婆の話は基本的には無害で、ただ単に驚かせる存在とされていますが、「ダンダダン」ではこの老婆が地縛霊と融合し、邪悪なキャラクターとして描かれています。しかし、元々の伝説では害はなく、時には大喜利の題材として楽しまれている側面もあります。

 

アクロバティックサラサラ/都市伝説「悪皿」

「アクロバティックサラサラ」のモデルは「悪皿」と呼ばれる日本の都市伝説から来ています。この伝説に登場するのは、自殺したとされる怨霊で、長い髪と高身長、赤い服が特徴です。「ダンダダン」ではこの怨霊が美しいが恐ろしい存在として描かれています。

悪皿の物語は作中でも感動的なエピソードとして扱われており、その神秘的な背景が物語に深みを加えています。原作では直接的な言及は避けられていますが、その存在感は強く感じられるものとなっています。

 

走る人体模型太郎/学校の怪談「理科室の人体模型」

走る人体模型太郎は、学校の理科室にある人体模型が元ネタです。このよく見る教育用の模型が、もし動き出したらという発想から生まれたキャラクターで、本作では情熱的に活動する模型として描かれています。物語内では、同じ人体模型である「花」を救うために奮闘します。

リアルな人体模型が実際に走る様子を描いた「太郎」は、恐怖というよりは、一種の驚異や不思議さを提供します。

 

邪視/ネット上の怪談「くねくね」

「くねくね」は、インターネット上で有名な現代怪談で、見る者に精神的な影響を及ぼすと言われています。

この物語は、白または黒く長く動く不可解な存在が田んぼや川辺に現れるというもので、その正体を目の当たりにした者は正気を失うとされています。

本作では、くねくねは邪視によって乗っ取られた人間の変形した姿として描かれています。通常、人間はその強力な呪いに耐えられず、体が崩壊し、くねくねのような異形に変わってしまいます。しかし、ジジのように体が無事でいられる者は非常に珍しく、彼の器の優れた資質が示されています。

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