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まほやく呪文の意味一覧&ラテン語・効果まとめ

人気のゲーム『魔法使いの約束』、通称「まほやく」では、多彩な魔法使いたちが登場し、彼らが使う魔法の呪文がファンの間で注目されています。これらの呪文はラテン語で表現されており、その神秘的な響きが物語の世界観を一層引き立てています。

まほやくに登場する呪文は、そのほとんどがラテン語に基づいています。ラテン語は古典的で雄大な響きを持ち、多くの人々がその意味するところを直接理解することは難しいかもしれません。しかし、それぞれの呪文は、使用するキャラクターの性格や役割を象徴していることが多いのです。

この記事では、特に注目すべきいくつかの呪文を取り上げ、それぞれの意味や魔法の効果について詳しく解説していきます。ファンならずとも、これを読むことでキャラクターたちがどのような力を持ち、どのような背景があるのかがより深く理解できるでしょう。

それでは、みなさんが気になるキャラクターがどのような呪文を使っているのか、その神秘に迫ってみましょう。

 

目次

まほやくキャラ&呪文一覧

名前 呪文
オズ ヴォクスノク
カイン グラディアス・プロセーラ
アーサー パルノクタン・ニクスジオ
リケ サンレティア・エディフ
スノウ・ホワイト ノスコムニア
ミスラ アルシム
ブラッドリー アドノポテンスム
オーエン クーレ・メミニ クアーレ・モリト
シャイロック インヴィーベル
ムル エアニュー・ランブル
ラスティカ アモレスト・ヴィエッセ
クロエ スイスピシーボ・ヴォイティンゴーク
ファウスト サティルクナード・ムルクリード
ヒースクリフ レプセヴァイブルプ・スノス
ネロ アドノディス・オムニス
シノ マッツァー・スディーパス
フィガロ ポッシデオ
レノックス フォーセタオ・メユーヴァ
ルチル オルトニク・セトマオージュ
ミチル オルトニク・セアルシスピルチェ

 

まほやく呪文・ラテン語の意味と効果

オズの秘密の呪文:ヴォクスノクス

オズ、中央の魔法使いは独特な呪文「ヴォクスノクス」を使います。

この呪文は、「ヴォクス」と「ノクス」の合成語で、ラテン語の「声」を意味する「ヴォクス」と「暗闇」や「眠り」を表す「ノクス」が融合しています。

そのため、「暗夜の声」という意味合いが考えられます。彼の魔法は、夜の自然な音や静寂を映し出すものであり、使うと自身が眠りにつく特異な効果があるようです。

 

カインの攻撃魔法:グラディアス・プロセラ

カイン、別の中央の魔法使いは「グラディアス・プロセラ」という呪文を使用します。「グラディアス」は「剣」という意味があり、「プロセラ」は「嵐」や「攻撃」という意味を持ちます。この呪文は文字通り「剣の嵐」という効果を持ち、物理攻撃を強化する魔法として機能します。

 

アーサーの複合魔法:パルノクタン・ニクスジオ

アーサーは「パルノクタン・ニクスジオ」という複雑な呪文を持つ魔法使いです。

「パルノクタン」は「夜を過ごす者」という意味があり、「ニクス」は「雪」を指します。「ジオ」は、彼の師匠であるオズを指し示しています。

この呪文はアーサーが幼少期にオズに師事していた北の国の冬の情景を思い起こさせるものです。アーサーは、彼を尊敬しているオズを呪文に込めることで、その敬意を表現しています。

 

リケの核心:サンレティア・エディフ

最後の中央の魔法使いリケの特有の呪文は「サンレティア・エディフ」です。

この呪文は「サンレティア」(永遠)と「エディフ」(信頼)から成り立っており、それぞれ「永遠」と「信頼」を意味します。

リケが教会で育った背景から、「信義を持つ永遠の者」という強い信仰心を表している呪文です。その清らかで直向きな性格が呪文に反映されています。

 

スノウとホワイトの連携呪文:ノスコムニア

北の国の双子の魔法使いスノウとホワイトは、「ノスコムニア」という呪文を使用します。

この呪文は「我々は共同体である」という意味を持ち、常に二人で行動する彼らの絆と一体感を象徴しています。ホワイトが亡くなった後もスノウの力により実体化され続けているという、複雑で深い関係性がこの呪文には込められています。

 

ミスラの単独呪文:アルシム

北の国の魔法使いミスラは「アルシム」というシンプルながら強力な呪文を持っています。「アルシム」は「燃やされたもの」という意味があり、ミスラの過去の戦いや敵を倒す姿勢を象徴しています。彼の魔法のスタイルと魔法具の形状が、この呪文の暗いイメージと繋がっていることが感じられます。

 

オーエンの深遠なる呪文:クーレ・メミニとクアーレ・モリト

オーエンは、「クーレ・メミニ」と「クアーレ・モリト」という二つの呪文を持つ魔法使いです。

「クアーレ・モリト」は、「なぜ彼女は死ぬのか」と訳され、「クーレ・メミニ」は「なぜ覚えているのか」という意味があります。

これらの呪文はオーエンの過去や、彼の内面に隠されたもう一つの人格に深く関連していると考えられます。

 

ブラッドリーの支配的呪文:アドノポテンスム

ブラッドリーの「アドノポテンスム」は、「統合する力がある」という意味を持ちます。

この呪文は、「アドノ(統合する)」、「ポテン(力)」、「スム(存在する)」の三つの単語から構成されており、彼が盗賊団のリーダーとして持つ天性のカリスマや支配力を象徴しています。

 

シャイロックの独特な呪文:インヴィーベル

シャイロックが使う「インヴィーベル」は、「決心する」という直訳からは意味が掴みにくいかもしれません。

しかし、この呪文は彼の酒場を運営する背景とも関連が深く、「酒の中に真理あり」ということわざに通じる深い意味を持っています。

シャイロックの生活や信念を表す呪文として、彼の人生哲学を反映しています。

 

ムルの運命的呪文:エアニュー・ランブル

ムルの呪文「エアニュー・ランブル」は、「月の影」を意味し、彼の悲劇的な過去と密接に結びついています。

月への憧れが原因で身体が粉々になり、今ではその一部を失った状態で存在しています。

彼の亡霊のような現状と、月という象徴が呪文に込められた皮肉とも取れる深い意味を持っています。

 

ラスティカの愛の呪文:アモレスト・ヴィエッセ

ラスティカの呪文「アモレスト・ヴィエッセ」は、「鳥にも愛は存在する」というロマンチックな意味を持つ魔法です。

「amor」は「愛」、「avis」は「鳥」といった意味があり、この呪文はラスティカの優しさや癒しの能力を反映しています。

 

クロエの知の呪文:スイスピシーボ・ヴォイティンゴーク

クロエの「スイスピシーボ・ヴォイティンゴーク」は、見た目の美しさや知識の重要性を表す呪文です。「speciēs」は「美しさ」、「vovere」は「願う」、「cognitiō」は「知る」という意味を持ち、これを合わせると「知識が美を願う」という深いメッセージが込められています。

クロエの知識への深い尊敬と追求がこの呪文には表れています。

 

ファウストの穏やかな呪文:サティルクナート・ムルクリード

東の魔法使いファウストは、「サティルクナート・ムルクリード」という呪文を使います。

この呪文は「風の穏やかな夜明け」という意味があり、”tranquillitās”が「風が穏やかなこと」を、「dīlūculum」が「夜明け」を表します。

これは新たな始まりや穏やかな変化を象徴する魔法であると言えるでしょう。

 

ヒースクリフの哀愁漂う呪文:レプセヴァイヴルプ・スノス

ヒースクリフの呪文「レプセヴァイヴルプ・スノス」は、「夕暮れの雨の音」という意味を持っています。”vesper”が「夕方」、”pluvia”が「雨」、そして”sonus”が「音」をそれぞれ表しています。

この呪文は、雨の夕暮れを感じさせる詩的な美しさと共に、深い寂しさや哀愁を伝える魔法です。

 

ネロの学びの呪文:アドノディス・オムニス

ネロの「アドノディス・オムニス」は、「一つを加え、全てを学ぶ」という意味合いを持つ呪文です。

ここで使用される”adde”が「添える」、”ūnum”が「一つ」、”disce”が「学ぶ」という意味を持ち、「全体」を意味する”omnīs”が続きます。

この呪文は知識や経験の積み重ねを重視するネロの姿勢を象徴しています。

 

シノの決断の呪文:マッツァー・スディーパス

シノの呪文「マッツァー・スディーパス」は、「決断」と「判断力がある」という意味を持っています。

「dēcrētum」が「決断」を、「sapiī」が「判断力がある」と示しており、シノの思い切りの良さや明晰な判断力を象徴する魔法です。

 

フィガロの支配の呪文:ポッシデオ

フィガロの「ポッシデオ」は、「所有する」という意味を持ち、「私が支配する」という力強い命令系の表現が含まれています。

フィガロの個性や彼が持つ支配欲を表す呪文であり、彼の長年の性格や魔法使いとしての本質を示しています。

 

レノックスの偶然の呪文:フォーセタオ・メユーヴァ

レノックスの「フォーセタオ・メユーヴァ」は、「絡み合った偶然が吉兆を手助けする」という意味があります。「fors」は「運」、「serta」は「絡み合わせる」、「ōmen」は「前兆」、「juvat」は「助ける」を意味しています。

この呪文は、偶然という要素が予期せぬ幸運を生み出すことを信じているレノックスの生き方や考え方を表しています。

 

ルチルの愛の呪文:オルトニク・セトマオージェ

ルチルの呪文「オルトニク・セトマオージェ」は、「火花よ、私はあなたを愛しています」というロマンチックな意味を持っています。

「scintilla」は「火花」を、「tē」は「あなた」を、「amō」は「愛する」を、「ego」は「私は」と表しています。

この呪文は情熱的な愛や感情の強さを表現しており、ルチルの情熱的な性格を反映しています。

 

ミチルの運命的呪文:オルトニク・セアルシスピルチェ

ミチルの「オルトニク・セアルシスピルチェ」は、「晩成の蝕の火花」という意味を持ちます。

「scintilla」が再び「火花」を表し、「sērae」は「晩成」、「eclipsī」は「蝕」を意味しています。

この呪文はミチルが持つ遅れて訪れるが強大な破壊力を象徴しており、彼のポテンシャルの大きさと運命を暗示しています。

 

まとめ考察

この物語の中で紹介された魔法使いたちの呪文から、作者が伝えたいメッセージは多層的で深いものがあります。

各呪文は、その使用者の性格、過去、そして彼らが直面している運命や試練を象徴しており、単なる魔法の呪文を超えた意味を持っています。

 

例えば、ルチルの呪文は愛と情熱を、ミチルの呪文は遅れて訪れるが避けられない運命の力を表しています。

これらの描写からは、人間の内面の葛藤や成長の旅が如実に表れており、それぞれのキャラクターが自身の運命とどう向き合うかがキーとなっています。

作者は、呪文を通じてキャラクターの深層心理や彼らの世界に対する独自の見解を巧妙に織り交ぜています。

魔法使いたちの背景には、愛や支配、そして運命といった普遍的なテーマが隠されており、これらのテーマは読者にとって共感を呼び、また自己反省のきっかけを提供するものです。

さらに、これらのキャラクターたちが使う呪文は、彼らがどのように世界を見ているか、また、彼らがどのようにして自己のアイデンティティや存在の意義を見出しているかについての手がかりを提供します。

 

全体を通じて、作者は読者に対して、外界の出来事だけでなく、内面の声にも耳を傾けることの重要性を訴えかけているようです。

各キャラクターが直面する困難や選択は、それぞれが自身の心とどう向き合うか、そしてどのようにして自己の運命を受け入れ、または変革していくかの物語であり、それがこの物語の魅力の一つとなっています。

 

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