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『ざつ旅』『mono』『日々は過ぎれど飯うまし』が似てる?共通点と魅力について

2025年春クールで放送中のアニメ『ざつ旅』『mono』『日々は過ぎれど飯うまし』の3作品が、視聴者の間で「雰囲気が似ている」と注目を集めています。

いずれも日常を描く作品でありながら、それぞれに異なる魅力やテーマが込められており、比較しながら楽しむファンも増えています。

本記事では、3作品の共通点と相違点を詳しく解説し、それぞれの見どころを紹介していきます。

 

目次

アニメ『ざつ旅』『mono』『日々は過ぎれど飯うまし』に共通点

リアルな風景描写と地域文化の取り入れ

3作品はすべて実在の地域を舞台にしており、観光地やその土地ならではの文化を丁寧に表現しています。

日常の風景に焦点を当てつつ、その地域の魅力や日本の良さを視覚的に伝える点が共通しています。

これにより、視聴者は物語の世界に自然と引き込まれ、作品を通じて旅気分も味わえる構成となっています。

 

日常を軸にしたストーリー展開

物語はいずれも、非日常的な事件やファンタジー的要素はほとんど登場せず、週末の出来事や学生たちの何気ない日常が描かれています。

そのため、視聴者が自分の日常に重ね合わせやすく、感情移入しやすい構造になっています。

 

女性キャラクターが中心の物語

メインキャラクターはいずれも女性で、それぞれの交友関係や内面の心情が丁寧に描かれています。

『ざつ旅』『日々は過ぎれど飯うまし』は女子大学生が主役、『mono』では女子高生が中心となっており、特に『ざつ旅』は社会人の漫画家も登場するため、年齢層に幅がある点が特徴です。

 

特定の趣味をテーマにした構成

『ざつ旅』は旅、『mono』は写真、『日々は過ぎれど飯うまし』は食と、それぞれが特定の趣味を題材にしています。

これらの趣味を通じて登場人物たちが交流し、視聴者にも「自分もやってみたい」と思わせる工夫がされています。

また、趣味の内容が異なりながらも、写真・食・旅というテーマは互いに重なり合う要素があり、それも作品の雰囲気が似ていると感じさせる一因となっています。

 

3作品に共通する魅力と、それぞれの個性

『ざつ旅』『mono』『日々は過ぎれど飯うまし』の3作品は、共通点も多く見られる一方で、それぞれが明確なテーマと個性を持っています。

たとえば『ざつ旅』では旅を楽しむだけでなく、食事をしたり写真を撮ったりと、ほかの2作品と重なる要素も多く含まれています。

『mono』も映像や写真が主軸ではあるものの、週末に出かけて遊ぶという点では旅の要素もあり、『日々は過ぎれど飯うまし』では食を通じて人との関係を育む描写が中心でありながら、ハイキングや遠出をする場面もあります。

このように、それぞれが違った題材を扱いながらも、日常の延長としての「旅」や「食」や「写真」といったテーマが重なり合っているため、視聴者に「どこか似ている」と感じさせるのかもしれません。

しかしながら、各作品はしっかりと自分だけの世界観とメッセージを持ち、それぞれ異なる感動や楽しさを届けてくれます。

日常系アニメとしての共通の心地よさを感じつつ、それぞれの違いを楽しむこともまた、3作品を視聴する醍醐味といえるでしょう。

興味を持たれた方は、ぜひ3作品を見比べながら、それぞれの良さを味わってみてください。

 

『ざつ旅』が描く自由な旅の魅力

『ざつ旅』は、漫画家志望の女子大学生・鈴ヶ森ちかが、SNSのアンケート機能を使って行き先を決めながら旅をしていくという、気ままな旅の様子を描いた作品です。

 

目的がない旅ストーリー

本作の最大の特徴は、目的を持たずに旅をするというスタイルにあります。

旅の行き先を第三者であるSNSのフォロワーに委ねるというユニークな設定が、物語に新鮮さを与えています。

「目的のない旅」に一歩踏み出す勇気と、そこから得られる偶然の出会いや発見が、本作の核を成しています。

特別な出来事が起こるわけではなく、どこにでもある風景や日常の延長として旅が進んでいく構成が、視聴者にリアルな共感を呼び起こします。

 

聖地巡礼したくなる町並みシーン

また、舞台となる各地の描写は非常に丁寧で、実際に存在する町並みが細かく描かれているのも特徴です。

視聴者が「自分も行ってみたい」と感じるような、聖地巡礼に繋がるリアリティが随所に表現されています。

さらに、ひとり旅と複数人での旅の違いについても描かれており、初めはちかが一人で旅をしていたものの、次第に友人との旅も描かれるようになります。

「誰と旅をするか」が、その土地の風景や体験にどんな影響を与えるか──という点も、本作の重要なテーマとして扱われています。

 

『mono』の特徴と魅力

『mono』は山梨県甲府市を舞台に、写真と映像制作を楽しむ女子高生たちの週末を描いた日常系青春アニメです。

写真・映像を「撮る」

本作の大きな魅力の一つは、「撮る」という行為を中心に据えた青春の面白さにあります。

物語は主人公が360度カメラを手に入れ、写真や映像と向き合うところから始まります。

見慣れた風景であっても、カメラというレンズを通して見ることで、まったく新しい発見が得られる──その“日常の再発見”が、本作の重要なテーマとなっています。

また映像表現にも工夫が凝らされており、たとえばタコ型の撮影器具にカメラを取り付け、空撮のような演出を行ったり、360度カメラを活用したユニークな映像が挿入されたりと、現代的なガジェットを駆使した個性的な演出が印象的です。

このような映像表現が、本作ならではの独自性を高めています。

 

週末のエンジョイさ

さらに『mono』では、写真や映像制作に限らず、週末の楽しみ方そのものも大きなテーマになっています。

主人公たちは週末になると出かけて遊び、その中で自然と写真や映像に触れていくという流れが自然に描かれています。

エピソードによっては、ほとんど写真を撮らない回もあり、あくまで日常の中で「撮る楽しさ」が溶け込んでいる点が本作の特徴です。

 

ゆるキャン△キャラがカメオ出演

なお、本作の原作は『ゆるキャン△』と同じ作者によるものであり、その雰囲気が作品全体に色濃く表れています。

ゆるキャン△が好きな方には、間違いなく楽しめる内容といえるでしょう。

ちなみに、作中にはゆるキャン△のキャラクターたちがカメオ出演することもあります。

 

 

 

『日々は過ぎれど飯うまし』の魅力とは

『日々は過ぎれど飯うまし』は、食べることと料理が大好きな女子大学生・川まこが、食文化研究会の仲間たちと共に美味しい時間を過ごしていく、ハートフルな日常コメディです。

 

誰と食べるのかがストーリーの軸に

本作は「食」をテーマとしていますが、単に食べるだけではなく、「誰と食べるのか」が重要な要素として描かれています。

食事を通して育まれていく人間関係や日常の温かさが、物語の軸となっており、その点に本作ならではの深みがあります。

食事の場面だけにとどまらず、登場人物たちの表情や空気感、温度感といった繊細な演出が、作品全体に穏やかなリズムを与えています。

そのため、観ている側も肩の力を抜いて、ゆったりとした時間を楽しむことができます。

 

作風の空気感

また、本作の脚本を担当しているのは『のんのんびより』の作者であり、その作風の特徴が随所に見られます。

落ち着いた世界観や人間同士の自然なやり取りなど、前作ファンにも馴染みやすい空気が流れており、心が和むような物語に仕上がっています。

 

まとめ

今期放送中の『ざつ旅』『mono』『日々は過ぎれど飯うまし』の3作品は、いずれも日常系アニメとして共通する要素を持ちつつ、それぞれ異なるテーマや世界観を描いています。

実在する地域や文化を背景に、写真・食・旅といった趣味を軸に据えたストーリー展開は、どの作品も視聴者の共感を呼び、日常を豊かに見つめ直すきっかけを与えてくれます。

また、女性キャラクターを中心とした人間関係の描写や、何気ない日常の中にある発見と成長が、温かく丁寧に表現されている点も大きな魅力です。

それぞれの作品には独自の魅力がありながらも、似た雰囲気を持っているため、3作品を並行して楽しむことで共通点と相違点の両方を味わえるのも興味深いポイントです。

まだ視聴していない方は、ぜひこの機会にご覧いただき、作品ごとの個性や表現の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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