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スパイファミリーダミアン兄・父との関係は不仲?

『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』には、登場頻度こそそれほど多くないものの、今後の物語で重要な役割を担いそうな少年が登場します。

その人物こそ「ダミアン・デズモンド」です。

ダミアンは、主人公ロイドの娘・アーニャと同じイーデン校に通う同級生で、年齢は6歳前後とされています。

そして、ロイドのスパイ任務のターゲットである東国の国家統一党総裁、ドノバン・デズモンドの息子でもあります。

ロイドはダミアンとアーニャを親しくさせることで、ドノバンへの接触を図ろうとしています。

アーニャもその意図を察し、ダミアンからの意地悪にもめげず、仲良くなろうと努力しています。

一方でダミアンも、アーニャに殴られたことをきっかけに、彼女が気になる存在になっていきます。

そんな2人の関係が少しずつ進展する中で、ダミアン自身の家族との関係も物語の中で描かれ始めています。

特に父・ドノバンや兄・デミトリアスとの間には、一般的な家族の温かさとは異なる距離感があるようです。

本記事では、ダミアン・デズモンドの家族関係について詳しく解説していきます。

 

目次

スパイファミリー・ダミアンの家族関係

結論から言えば、ダミアンの家庭はあまり温かいものとは言えません。

作中で明かされているダミアンの家族構成は以下の通りです。

  • 父親:ドノバン・デズモンド
  • 母親:メリンダ・デズモンド
  • 兄 :デミトリアス・デズモンド

父親、母親、兄と登場していますが、どこかいびつな関係でもあります。

ダミアンは特に父と兄との関係に悩んでおり、家庭内での葛藤が見て取れます。

完全な「不仲」とまではいかないものの、家族間の絆や愛情が薄く、形式的な関係にとどまっている印象です。

 

ダミアンと父ドノバンとの関係は不仲?

父・ドノバンからは学業の成績だけで判断される

イーデン校には「ステラ(星)」という評価制度があり、学業や社会貢献などで功績を挙げた生徒に授与されます。

ステラを8つ集めると、学校内でも特別な称号「インペリアル・スカラー(皇帝の学徒)」に選ばれ、名誉とともに将来の進路にも好影響を与えるとされています。

父・ドノバンは、自身の子であれば当然インペリアル・スカラーに選ばれるべきだと考えており、ダミアンの努力の過程ではなく、結果のみを重視しています。

そのため、ダミアンがどれほど頑張っても、評価されるのは成績のみという冷たい対応を受けています。

 

ダミアンは父に認められたいと願っている

厳格で冷淡な父・ドノバンに対し、ダミアンは純粋に認めてもらいたいと強く願っています。

国家を率いる父を誇りに思い、尊敬の念を抱いていることが言動からも読み取れます。

その思いから、インペリアル・スカラーを目指し、学業に励んでいるのです。

しかし、ドノバンの無表情な対応からは、愛情を感じることは難しく、ロイドですら「何を考えているのか分からない人物」と評しています。

 

兄のように星を獲得するために努力している

父に認められること、そして兄のように称賛される存在になることを目指し、ダミアンはステラの獲得に力を注いでいます。

元々は気難しく他者に対して厳しい態度を取っていた彼ですが、アーニャとの関わりを通じて少しずつ変化を見せ始めています。

アーニャが人命救助でステラを獲得した際、周囲から「不正ではないか」と疑われた中で、ダミアンは堂々と彼女を擁護し、正当な評価であると認めました。

また、ドッジボール大会の際には、アーニャをかばうような行動も見せており、彼の中にある誠実さや優しさが垣間見えます。

そして、自身もついにステラを獲得し、父に報告したところ、初めて「よくやった」と褒められました。

その瞬間のダミアンの表情には、喜びとともに複雑な感情がにじんでおり、読者の心を揺さぶる場面となっています。

 

ダミアンと兄との関係は?

兄・デミトリアスとの関係は父よりは良好

兄・デミトリアスに対して、ダミアンはある程度の信頼を寄せている様子も描かれています。

ある日、父と話をする機会を得るために、兄を通して橋渡しをお願いする場面がありました。

ダミアンはデミトリアスに電話をかけ、自分では父と話せないと考え、代わりに「弟から話があることを伝えてほしい」と頼みます。

このエピソードから、兄に頼らざるを得ないほど父との関係が希薄であることがうかがえます。

ただし、会話中のダミアンは緊張しながら敬語で話し、デミトリアスも冷淡な受け答えをしていることから、兄弟関係も決して親密ではありません。

 

兄はイーデン校の「皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)」

デミトリアスは、イーデン校で優秀な成績を収め、「インペリアル・スカラー」に選ばれています。

そのため、ドノバンが学校に姿を現す数少ない場面である懇親会にも参加しており、父からの期待も厚いことが分かります。

懇親会は、インペリアル・スカラーの保護者のみが出席できる名誉ある場であり、各界の要人との交流も生まれる社交の場とされています。

ドノバンにとっても、優秀なデミトリアスの存在は誇りであり、ダミアンにとっては比較されるプレッシャーの原因にもなっていると考えられます。

 

【SPY×FAMILY】ダミアン・デズモンドの家族関係まとめ

今回は、『SPY×FAMILY』に登場するダミアン・デズモンドの家族関係について解説しました。

父・ドノバンとの関係は非常にドライで、成績によってのみ評価される厳しい環境に置かれています。

また、兄・デミトリアスとは表面的には一定のやり取りがあるものの、心の距離は近いとは言えず、冷淡な兄弟関係がうかがえます。

そのような環境の中で、幼いダミアンは父に認めてもらいたい一心で努力を重ねています。

アーニャとの出会いによって、彼の性格や価値観にも少しずつ変化が生まれており、今後の成長が期待されるキャラクターです。

 

ロイドの任務においても、ダミアンとの関係性は非常に重要な位置を占めており、物語の展開に大きく関わってくるでしょう。

厳格な家庭の中で葛藤を抱えるダミアンの姿には、多くの読者が共感や応援の気持ちを抱くのではないでしょうか。

今後、ダミアンが本当の意味で父や兄と向き合い、心からの繋がりを築いていけるのか──その行方に注目です。

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