アニメ第2期まで放送され、原作漫画も大きな盛り上がりを見せている『炎炎ノ消防隊』。
そんな中、第255話で衝撃の展開が描かれました。
伝導者一派の七柱目である「シスタースミレ」が、まさかの“実写”で登場したのです。
さらに、本名として「杉田スミレ」という人物が登場し、ファンの間で大きな話題となりました。
彼女は元々、アイリスたちが所属する修道院のシスター長であり、表向きは敬虔な人物でしたが、実際には焔ビトに耐えうる「柱」を生み出すために暗躍していました。
そして、彼女は「大災害前の世界」から生きていた人物であることも明らかになります。
今回の記事では、杉田スミレの正体と“実写”で描かれた理由について詳しく解説いたします。
【炎炎ノ消防隊】杉田スミレの実写は誰?
第255話で「謎の女性」として実写描写されたシスタースミレ
第255話では、シスタースミレが回想の中で登場しますが、その姿は突如として実写で描かれました。
読者がこれまで通り漫画の描写を読み進めていた中で、突如現れるリアルな人物像に驚いた方も多かったのではないでしょうか。
第216話でも一部実写表現は登場していましたが、今回の描写はより明確かつ大胆な表現であり、強烈なインパクトを与えました。
読者によっては不気味に感じた方もいたかもしれませんが、それだけ物語上でも重要な意味を持っていたことがうかがえます。
「杉田スミレ」という名前だが、モデルとなった人物は不明
劇中で明かされた本名「杉田スミレ」。
しかし、この実写のモデルとなった人物については、現在に至るまで公式からの発表はありません。
個人情報や肖像権の観点から、今後も明かされることはないと考えられます。
インターネット上では、モデルが作者の関係者である可能性や、オーディションで選ばれた人物ではないかという推測も挙がっています。
いずれにせよ、実写という手法が取り入れられたことで、読者に強い印象を残したことは間違いありません。
Twitterではトレンド入りし編集部に電話が殺到するほど話題となった
シスタースミレの実写描写が話題となり、その影響はSNSにも大きく波及しました。
特にTwitterでは「杉田スミレ」がトレンド入りし、瞬く間に話題が拡散されました。
前例のない形で漫画内に実写が挿入されたことに、読者の多くが驚き、困惑したようです。
さらにその余波は、掲載元である週刊少年マガジン編集部にも及び、多くの読者からの問い合わせが殺到する事態となりました。
この件に関して編集部は後日、「作品の内容についてはお答えできません」と取材に対してコメントしています。
おそらくは、肖像権やプライバシーに関する懸念が影響していると考えられます。
実際、モデルとなった人物が特定されるようなことがあれば、その人の生活にも支障をきたす可能性があるため、情報は一切明かされていないのでしょう。
正体を大災害前の世界から解説
杉田スミレの正体は「大災害前の世界」のシスタースミレだった
ここからは、杉田スミレの正体についてさらに深掘りしていきます。
結論から言えば、杉田スミレとは「大災害前の世界から生き続けているシスタースミレ」です。
彼女は、はるか昔から伝導者の思想に従い、人類を絶滅へ導くための計画に関与してきました。
物語中で彼女は、「人間は大災害の繰り返しによって誕生し、やがては進化の果てに絶滅へと至る存在である」と語ります。
その中で、「最後の進化=絶望」を人類にもたらすべきだという考えを持っていたのです。
さらに彼女は、日本という国が「意志を持たず、流されやすい国民性」であることを指摘し、そこを最終的な大災害の舞台に選びました。
このように、杉田スミレは表の顔とは裏腹に、長きにわたり陰で暗躍していた人物であることがわかります。
実は「大災害前の世界=実写」だと216話で解説されていた
杉田スミレが実写で描かれた第255話が大きな話題となりましたが、実はそれ以前にも「実写」が使われていたシーンが存在します。
それが第216話で描かれた、インカとアドラリンクしたシンラが過去の世界を目にする場面です。
シンラは「過去の世界にヒントがあるかもしれない」と考え、インカと共に超スピードの粒子となって時空を超えていきます。
そこで彼が見たのは、焔ビトのいない、かつての穏やかな世界でした。
交差点を歩く人々、会社で働くビジネスパーソンたち──。
その描写こそが、現実の映像=実写で描かれた世界だったのです。
このシーンによって、「大災害前の世界は実写である」という設定が明かされていました。
つまり、第255話でスミレが実写で登場したのは、彼女がその時代から来た存在であることを象徴的に示す演出でもあったのです。
【炎炎ノ消防隊】杉田スミレの正体と実写描写のまとめ
『炎炎ノ消防隊』第255話において描かれた、杉田スミレの“実写化”は、物語の中でも非常に異例かつ印象的な演出でした。
彼女が本名・杉田スミレとして登場し、さらに大災害前の世界から生き続けていた人物であることが判明したことで、作品の世界観に新たな深みが加わりました。
実写表現の背景には、第216話で提示された「大災害前の世界=実写」という設定が伏線として存在しており、スミレの登場がその象徴的な演出となったことが分かります。
また、実写モデルとなった人物については現在も不明であり、今後も公表される可能性は極めて低いと思われます。
しかし、それによって作品の神秘性や読者の想像を膨らませる余地が生まれていることも事実です。
スミレのように、物語の背後で長年にわたり暗躍していたキャラクターの存在は、作品全体の緊張感とスケール感を一層引き立てています。
今後も、炎炎ノ消防隊が描く世界の真実がどのように明かされていくのか、大きな期待とともに見守っていきたいところです。
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