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炎炎ノ消防隊|カロンの能力は?強さをシンラとの戦いから考察

『炎炎ノ消防隊』に登場する主人公・森羅日下部が所属する特殊消防隊は、「伝導者一派」と呼ばれる組織と対立しています。

この伝導者一派は、地球を“第2の太陽”とするために「大災害」を引き起こそうとしており、その目的のためにアドラバーストを持つ「柱」と呼ばれる人々を集めています。

柱たちはアドラの世界と現実世界を繋ぐ鍵であり、彼らを守るためにそれぞれに「守り人(もりびと)」と呼ばれる側近が付き添っています。

その中でも特に印象的なのが、「二柱目」ハウメアの守り人であるカロンです。

カロンはアドラバーストの保有者ではありませんが、それに匹敵するほどの戦闘力を持ち、ハウメアへの忠誠心も非常に強い人物です。

命を賭して柱を守るその姿勢は、敵でありながらも多くの読者から高い評価を受けています。

今回はそんなカロンの能力や強さについて、シンラとの戦いを軸に詳しくご紹介していきます。

 

目次

【炎炎ノ消防隊】カロンの能力

カ運動エネルギーを熱に変化させて爆発を起こす

カロンは、引き締まった筋肉と日焼けした肌が特徴の屈強な大男で、身長は202cmにも及びます。

戦闘時には「CLAP!!!(クラップ)」「SNAP!!!(スナップ)」「STAMP!!!(スタンプ)」などの掛け声とともに、爆発的な攻撃を繰り出す姿が印象的です。

その見た目や戦いぶりから、第3世代の能力者だと思われがちですが、実際には第2世代に分類される能力者です。

カロンの能力は、外部から受けた運動エネルギーを自身の体内で熱エネルギーに変換し、爆発的な反撃を可能にするというものです。

このように、物理的な打撃を受けてからそれを力に変えるというメカニズムを持つカロンは、その見た目とは裏腹に非常に繊細で戦略的な戦い方を得意としています。

 

二つ名「反射のカロン」は鉄壁の防御力から

カロンの能力は外部から受けた運動エネルギーを熱に変換して放出するというものです。

この仕組みによって、彼は非常に高い防御力を発揮します。

その堅牢さから、カロンは「反射のカロン」という異名で呼ばれることもあり、攻撃を受けた直後にほとんど間を置かず反撃を繰り出すことが可能です。

森羅の必殺技「虎ひしぎラピッド」を何度受けても、カロンは傷一つ負わずに反撃を続けました。

また、灰島重工の黒野からのナイフ攻撃を受けた際も、全くダメージを受けることはありませんでした。

このように、あらゆる攻撃を無効化しつつ、反撃に転じるというスタイルが、カロンの最大の特長です。

 

カロンの強さをシンラとの戦いから解説

悪魔の型(コルナ)を食らってもすぐ反撃できる

カロンとの戦いの中で、森羅は「なぜダメージを与えられないのか」と疑問を抱きつつ戦っていました。

その末にたどり着いた結論は、カロンの能力が「攻撃を受けた瞬間にエネルギーを外へ放出するため、一定のタイミングで防御が解ける」というものでした。

この瞬間を狙い、森羅は自身の最大奥義である「悪魔の型(コルナ)」を繰り出します。

その一撃はついにカロンにダメージを与えることに成功し、彼が初めて戦闘中に倒れ込む姿が描かれます。

しかし、その直後、カロンはまるで何事もなかったかのように立ち上がり、再び森羅に反撃を加えました。

これにより、カロンの身体的なタフさ、そして精神力の異常な強さが改めて明らかとなりました。

 

ナタク孫の直径500kmクレーター級の放射能砲を素手で防ぐ強さ

シンラとの戦い以外でも、カロンの驚異的な防御力を示す場面があります。

それは、六柱目であるナタク孫が暴走し、超高出力の放射能砲を放った場面です。

五柱目・因果春日谷の予知能力によれば、その一撃は「直径500kmのクレーターを作り出す」とされており、逃げ場はありませんでした。

その瞬間、カロンは迷うことなく放射能砲の前に立ちふさがり、素手でそのエネルギーを受け止めて上空へ逸らします。

このときカロンは、守り人としての役割を超えて、ハウメアやインカ、ナタク、さらには敵である森羅すらも守る行動に出たのです。

結果的に、放たれた放射能砲は月に到達し、衝突によって爆発を起こしました。

その一連のシーンから、カロンが「鉄壁の守り人」と呼ばれる所以がよく分かります。

 

「火球」の攻撃力は絶大

ここまで防御に注目してきましたが、カロンは攻撃面でも非常に高い実力を持っています。

特に、相手から受けた強力な攻撃をエネルギーに変換し、蓄積した熱を一気に放つ「火球(かきゅう)」の威力は絶大です。

この技は、ストリートファイターの波動拳や、ドラゴンボールのかめはめ波を思わせるような迫力を持ち、放たれた瞬間に周囲の空気を焼き尽くします。

森羅も何度かこの火球を受け、服が焦げ、全身が煤けるほどのダメージを受けました。

炎に対する耐性を持つ森羅だからこそ持ちこたえることができましたが、一般の人間であればひとたまりもないでしょう。

このように、受けた攻撃を無力化し、さらに反撃に転じるという戦闘スタイルは、攻防一体の理想を体現したものといえます。

まさに、カロンの強さの本質はこの圧倒的な安定性にあるといえるでしょう。

 

 

【炎炎ノ消防隊】カロンのまとめ

カロンは、伝導者一派において「二柱目」ハウメアの守り人を務める人物であり、その名にふさわしい驚異的な戦闘能力を誇ります。

能力そのものは第2世代に属するものの、受けた運動エネルギーを瞬時に熱へと変換し反撃に転じるという特殊な仕組みにより、圧倒的な防御力と攻撃力を両立しています。

特に「反射のカロン」と称されるほどの防御性能は、作中でも屈指の鉄壁ぶりを見せつけ、森羅の「悪魔の型(コルナ)」を受けてもなお立ち上がるタフネスには驚かされました。

また、ナタク孫の放射能砲を素手で防ぎ、仲間だけでなく敵すら守るという行動からは、彼の戦士としての誇りと責任感の強さがうかがえます。

戦略的なカウンター型の能力、極限の防御力、そして忠義心を併せ持つカロンは、単なる敵役にとどまらず、物語の中でも重要な存在として深く記憶に残るキャラクターといえるでしょう。

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