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わたしの幸せな結婚・香耶(かや)のその後&最後どうなったのか?

『わたしの幸せな結婚』に登場する、美世の異母妹・香耶(かや)。

幼い頃から異能「見鬼の才」をわずか3歳で発現し、姉の美世とは対照的に家族から寵愛を受けて育てられた人物です。

ぱっと見は愛らしい少女に見えますが、その実、欲望のままに美世を虐げてきた姿が強烈な印象を残しています。読者の間でも、香耶の冷酷さは忘れがたいものとなっていますよね。

香耶は、姉・美世と久堂清霞の婚約を破談にさせるべく、辰石家の実と共に策略を巡らせます。しかし、この計画は失敗に終わり、結果として斎森家の名声は失墜してしまいました。

その後、斎森家は力を失い、香耶自身も以前のような自由は失われてしまいます。

辰石実との騒動以降、香耶は物語の表舞台から姿を消します。読者としては、「彼女は一体どのような生活を送っているのか?」と気になっている方も多いはずです。

今回の記事では、そんな香耶のその後の動向について、原作の情報をもとに深く掘り下げていきます。

 

目次

わたしの幸せな結婚・香耶のその後はどうなった?

美世と清霞の婚約を破棄させようと画策し、大きな事件を引き起こした香耶。

その後、彼女はどのような人生を歩んだのでしょうか?
読者の間でも強烈な印象を残したキャラクターだけに、気になるところです。

ここでは、香耶の過去の行動を振り返りつつ、その後の状況について詳しく解説していきます。

 

負のスパイラルに落ちた香耶の人生

結論から言えば、香耶は「負の連鎖」に陥り、辛い運命を辿ることになります。
物語の中で、香耶のその後ははっきりと描かれていませんが、事件を起こした斎森家の娘という立場は、彼女の未来に大きな影を落とします。

一度でも名門と呼ばれた斎森家でしたが、事件の責任を負い、その権威は失墜。香耶もまた、周囲から冷たい視線を浴びる日々が続くと予想されます。

街に出れば陰口を叩かれ、時には心ない仕打ちを受けることもあったでしょう。
さらに、夫である辰石幸次は異能者としての修行のため旧都に行っており、夫婦が支え合う関係にはなりませんでした。もともと夫婦仲も冷え切っていましたから、当然の結果と言えます。

 

辰石幸次との冷え切った結婚生活

美世の幼なじみであり、かつての理解者だった辰石幸次は、斎森家の婿養子として香耶と結婚します。しかし、二人の関係は表面的なものでしかなく、愛情は存在しませんでした。

幸次は、美世を守るために斎森家に婿入りしただけであり、香耶に対して愛情を抱いていません。
一方、香耶は「姉の美世から何もかも奪いたい」という欲望から、幸次を手に入れたことに満足しているだけでした。

そのため、香耶は夫の目の前でも美世を侮辱し続け、幸次の心は次第に離れていきます。
婿養子という立場上、何も言えず耐え続けた幸次ですが、彼の心中は穏やかではなかったことでしょう。

 

美世と清霞の幸せな姿への嫉妬

美世が久堂家から追い出される気配がないことに業を煮やした香耶は、直接美世のもとへ押しかけます。
そこで目にしたのは、清霞と談笑する美世の姿。美しく着飾った姉を目の当たりにし、香耶の嫉妬は頂点に達します。

かつて清霞に一目惚れしていた香耶にとって、姉が清霞と幸せそうにしている姿は許し難いものでした。
「美世なんかが幸せになるなんてあり得ない」と思い込んだ香耶は、姉の婚約を破談させるための策を巡らせ始めます。

 

美世の立場を奪おうとするも拒絶される

嫉妬心から暴走した香耶は、父親に「美世と自分の立場を入れ替えたい」と直訴します。
しかし、異能を持たない美世に興味のない父親は、この提案を受け入れませんでした。

次に香耶は、夫である幸次に「久堂家にふさわしいのは自分だ」と迫りますが、幸次からも冷たく突き放されてしまいます。
それでも諦めきれなかった香耶は、叔父である辰石実と手を組み、美世を斎森家へ連れ戻す計画を実行に移します。

こうして香耶は、事件の共犯者となり、結果的に自身と家族の破滅を招いてしまったのでした。

 

 

 

香耶の最後はどうなった?

清霞に「傲慢な女」と拒絶される

斎森家に連れ戻され、瀕死の状態に陥っていた美世を助けるため、清霞が駆けつけます。
彼は、すぐさま継母の香乃子と香耶に対して厳しく問いただしました。

その際、香耶は「見鬼の才もなく、まともな教育も受けていない姉が久堂家に嫁ぐのはおかしい。私は間違いを正そうとしただけだ」と反論します。

しかし、清霞はそれが両親による歪んだ価値観によるものだと理解を示しながらも、「戯言だ」と冷たく一蹴。

「顔だの才能だの、そんなものはどうでもいい。」

「私がお前のような女を選ぶことは決してない。」

そう言い残し、その場を後にします。
周囲から常に「一番だ」と甘やかされて育った香耶にとって、この言葉は衝撃的だったことでしょう。

 

斎森家は屋敷を失い、地方の別邸へ移住

その後、辰石実が屋敷に火を放ったことにより、斎森家の本邸は全焼してしまいます。
清霞が去った直後、辰石幸次は「僕たちも早くここから避難しよう」と声をかけ、残された家族はやむなく地方の別邸へ移動しました。

清霞の発言によれば、美世の両親はその後、別邸で質素な生活を余儀なくされたことが分かっています。
果たして香耶もその場に留まっていたのでしょうか?

 

香耶は厳格な家に奉公へ出される

実は、香耶は両親とは別に「とても厳しい」と評判の家に奉公に出されることになりました。
清霞が「まだ若いのだから、外の世界で揉まれ、世間を知ることも必要だ」と判断し、手配を進めたのです。

斎森家で甘やかされ、他者を顧みることなく過ごしてきた香耶に対し、厳格な環境に身を置くことで、その歪んだ性格や価値観を正す目的があったのでしょう。

清霞がこう判断した背景には、「香耶にも変わる可能性がある」と期待している様子がうかがえます。

奉公先では、使用人として働くことになります。
かつて自分が美世に強いてきた辛い日々を、今度は自ら体験することになるのかもしれません。

 

奉公先の主人は、香耶がなぜ奉公に来たのかを承知しているでしょうから、甘い扱いは一切期待できません。

さらに、常に味方だった母・香乃子の影響からも解放されることで、香耶が心を入れ替えるきっかけになればと願いたいですね。

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