『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』は、凄腕スパイが任務のために仮初めの家族を作ることから始まり、やがて本物の絆と愛情が芽生えていく過程を、コミカルかつシリアスに描いた人気作品です。
本作に登場する少女・アーニャは、他人の心を読むという特殊な能力を持ち、その無邪気で愛らしい姿から多くのファンに愛されています。
年齢については公式に明かされていませんが、作中では5歳前後とされており、本人は入学条件を満たすために6歳と偽っていました。
そんなアーニャですが、一部の読者の間では「大人になった姿が見たい」といった声が挙がっており、過去作との関連性も含めて話題になっています。
実際に成長した姿は描かれていないものの、彼女が大人になったらどうなるのかという想像は多くの関心を集めています。
この記事では、アーニャの成長後の姿が描かれる可能性や、過去作『煉獄のアーシェ』との関連について詳しく解説していきます。
スパイファミリーでアーニャの大人の姿は?
アーニャが大人になった姿は描かれていない
アーニャは『SPY×FAMILY』において、登場から現在に至るまで一貫して幼い少女の姿で描かれています。
物語の主軸が“家族”であるため、主人公ロイドの年齢を超えるほどの時系列描写が描かれるかは不透明です。
そのため、公式には成長後のアーニャの姿はこれまで一度も登場していません。
今後の展開で成長したアーニャが描かれる可能性は?
とはいえ、将来的にアーニャの成長が描かれる可能性がまったくないわけではありません。
もし物語がロイドの任務完了後、あるいはフォージャー家のその後を描くような展開になれば、大人になったアーニャの姿が登場することもあるかもしれません。
ただし、そのような描写があるとしても、最終話やエピローグなど、物語の締めくくりに位置づけられる可能性が高いでしょう。
アーニャと過去作・煉獄のアーシェが似ている?
作者・遠藤達哉の過去作は『煉獄のアーシェ』
アーニャの大人の姿について語られる中で、ファンの間では「すでに似たキャラクターが描かれているのではないか?」という話題が浮上しています。
その人物とは、『煉獄のアーシェ』に登場するアーシェというキャラクターです。
『煉獄のアーシェ』は、『SPY×FAMILY』の作者・遠藤達哉氏が2014年に『ジャンプSQ』で発表した読み切り作品であり、アーシェはそこで登場した魔女の少女です。
アーニャとアーシェは、名前の響きが似ているだけでなく、見た目や性格にもいくつかの共通点があります。
これらの要素が、「アーシェ=大人になったアーニャの姿なのでは?」というファンの推測を呼んでいるようです。
アーシェの姿がアーニャの共通点
アーシェとアーニャの間には、以下のような共通点が見られます。
- 特殊な力を持っている(アーニャはテレパシー、アーシェは魔法)
- 髪の色がピンクで、似た髪型をしている
- 角のような髪飾りをつけている
- 服装の雰囲気が近い
- 大切な人や家族を守るために自分を犠牲にする献身的な姿勢
アーシェは、自分が魔女であることを受け入れたうえで、大切な人を守るために命を懸ける覚悟を持っているキャラクターです。
アーニャもまた、小さな体でありながら、家族を守ろうとする姿が描かれており、その姿勢に共通点を感じる方も多いのではないでしょうか。
アーシェこそ大人アーニャのモチーフ?
実はこの2人の関係性について、作者の遠藤達哉氏自身が言及しています。
『煉獄のアーシェ』がジャンププラスで再掲載された際、巻末インタビューの中で次のような発言がありました。
「アーニャのデザインは、アーシェを簡略化しただけでほぼ同じ。正直、深い意味はなく流用しただけ(笑)」
「名前も別の作品『石に薄紅、鉄に星』のミーシャとくっつけて作ったもの。アーシェもミーシャも気に入っていたので、合体させたような感覚」
この発言から、アーニャとアーシェの類似点は偶然ではなく、明確に意識されたデザインであることがわかります。
作者自身が過去のキャラクターに愛着を持ち、それを現在の作品に活かしているということは、ファンにとっても嬉しい要素といえるでしょう。
また、インタビューの中では次のようなやりとりもありました。
「思春期のアーニャは、アーシェのように少しツンとした表情を見せるかもしれません」
この言葉からも、将来的にアーニャの成長した姿が描かれる可能性が、完全には否定されていないことがうかがえます。
もしかすると、感情をうまく表現できずにツンとした態度を取りながらも、内面では深い愛情を抱えている──そんなアーシェのような姿が、成長したアーニャとして登場する日が来るのかもしれません。
【SPY×FAMILY】アーニャの成長した姿まとめ
現時点では、『SPY×FAMILY』の中でアーニャの大人の姿は正式に描かれていません。
しかし、物語の今後の展開次第では、エピローグや未来の描写の中で成長した姿が登場する可能性は十分に考えられます。
また、作者の過去作『煉獄のアーシェ』に登場するアーシェというキャラクターには、アーニャとの数多くの共通点があり、作者自身もその関連性を認めています。
このことから、アーシェは“もう一つのアーニャ”とも言える存在であり、アーニャの未来像を想像するうえでの手がかりとなるでしょう。
今後、アーニャの成長が描かれる際には、アーシェのような強さと優しさをあわせ持つ姿として登場することに、期待が高まります。
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