『SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)』は、主人公の坂本太郎をはじめとするユニークなキャラクターたちが織り成す殺し屋たちの世界を舞台にしています。
この物語の中で、最も強いキャラクターは一体誰なのでしょうか?
今回は私の個人的な見解をもとに、特に印象的な15人のキャラクターを強さの順にランキング形式で紹介します。
『SAKAMOTO DAYS』最強キャラ一覧
- 『SAKAMOTO DAYS』最強キャラ一覧
- 『SAKAMOTO DAYS』最強キャラランキングTOP3
- 『SAKAMOTO DAYS』最強キャラランキングTOP10圏内
- 最強キャラランキングTOP10圏外
『SAKAMOTO DAYS』には、坂本太郎が経営する「坂本商店」、殺し屋界の秩序を守る「ORDER」、そして現在の殺し屋の在り方を覆そうとする「×(スラー)一派」など、それぞれの信念を持つ組織が登場します。
各組織には驚異的な戦闘能力を持つ殺し屋たちが存在し、立場の違いによる衝突、裏切り、共闘が繰り返されます。では、もし彼らが真剣に戦い合った場合、最も強いのは誰なのか?
今回は原作10巻時点の情報を中心に、独自のランキング形式で最強キャラを紹介します!
『SAKAMOTO DAYS』最強キャラランキングTOP3
1位:篁(タカムラ)
堂々の第1位は、ORDER最強のジジイ・篁。
ORDERが最強の組織と呼ばれるのは、間違いなくこの男の存在があるからでしょう。
あまりに強すぎるため、作中のパワーバランスを崩さないようにボケ老人のような扱いをされている節があります。しかし、それでもなお生き残り、現役の殺し屋として存在している時点で、彼の規格外の強さが証明されています。
本人曰く「ボケてはいない」とのことですが、普段は自由気ままに徘徊したり、わけのわからない独り言を呟いたり、ORDERの面々に介護されたりと謎めいた行動が多め。それでも強い。
得意技は居合抜きで、乗り物や建物ですら一刀両断するほどの剣技を誇ります。その強さは、ORDERを含めた全登場人物から恐れられ、敵対することすら避けられるほど。
さらに、篁は鈴木先生のデビュー作からの流用キャラということもあり、まるで「別の漫画の住人」のような異質な存在感を放っています。文句なしの最強キャラとして、堂々の第1位にランクインです。
2位:坂本太郎
伝説の殺し屋でありながら、引退後に激太りし、現役時代を知る者たちから同一人物と認識されなくなった本作の主人公、坂本太郎が第2位!
「伝説」と呼ばれるにふさわしい暗殺技術を持ち、現在は家族と従業員を守るため「不殺」の誓いを立てながらも、次々と百戦錬磨の殺し屋たちを退けていきます。
混戦状態が続く作中において、坂本の登場はまさに「ワンパンマン」のサイタマのような安心感を読者に与えます。サイタマと違って劣勢になることもありますが、「この人なら何とかしてくれる」と思わせるカリスマ性がありますね。
特定の得意武器はなく、その場にあるものを臨機応変に使い敵を制圧する圧倒的な実力者。シンも彼に憧れ、その背を追っていますが、追いつくのはまだまだ先になりそうです。
そして、本気を出すと痩せる姿のユーモラスさとダンディズムが入り混じっています。
3位:赤尾晶(アキラ)
赤尾晶(アキラ)は、かつての天才殺し屋・赤尾リオンの姪。彼女の行方を探すために殺し屋の世界へ足を踏み入れた、控えめで可憐な少女です。
元々は殺しの才能がないと思われていましたが、赤尾リオンと同じく「殺道」を見ることができるという特異な能力を持ち、坂本たちと行動を共にするうちに急成長。その才能は、カナグリから「主演女優」と称されるほどの傑物へと開花しました。
赤尾リオンの死にスラーが関わっていることを知ると、スラー一派に合流し、彼を殺すことを目標にします。しかし、その計画は果たして成功するのか……。
シンと同じく「いい子」であり、坂本ですら彼女を手にかけることは不可能と思われます。さらに、赤尾リオンの死というバフ(あるいはデバフ)を受けて、覚醒が著しいキャラクター。今後の成長も期待されるため、この順位にランクインしました。
『SAKAMOTO DAYS』最強キャラランキングTOP10圏内
4位:×(スラー)
ここでは「有月憬」ではなく、「スラー一派の首魁」としてのスラーを評価しています。
純粋な実力に加えて、組織を率いるカリスマ性も考慮し、この順位にランクイン。
作中のラスボス的ポジションに位置し、殺連を解体するという目的のため、次々と強敵を従えながら事を進めています。
過去には坂本と直接対決し、命を奪わなかったものの圧倒する実力を見せました。さらに、JCC時代には坂本たちと同期であり、赤尾リオンの死に深く関与していることが明かされています。
作中では二重人格のような描写も見られ、その精神状態や本当の目的については依然として謎が多いキャラクターです。
5位:南雲
南雲も楽と同じく、初期から登場しているにもかかわらず、いまだに強さの底が見えないキャラクター。
得意武器は巨大な六徳ナイフですが、楽との戦いでは「7本目」とされる「見えない刃」を使用。これが何を意味するのか、彼にはまださらなる奥の手があると考えられます。
学生時代は坂本、赤尾リオンとともにJCCで学び、現在も坂本商店に「坂本く~ん!」と軽いノリで訪れるなど、ウザがられながらも交流を続けています。
イケメンキャラとして女性人気も高い南雲ですが、彼の最大の強みは「変装能力」。老若男女問わず変装できるスキルを持ち、その精度は心を読むシンですら見抜けないほど。彼のこの能力が、ORDERという組織の威信をさらに高めています。
四ツ村や篁などの強者には警戒する場面も見られますが、一方で四ツ村相手に周を人質に取るなど、策略家としての冷徹さも併せ持っています。その狡猾さも評価し、この順位としました。
6位:楽(ガク)
楽はスラー一派に所属する若き実力者。ORDERのメンバーと互角、もしくはそれ以上の強さを持つと考えられています。
神々廻と同様に、キャラクターとしての造形があざとく、大佛のようなマイペースな性格が特徴。姉御肌の熊埜御(クマノミ)によく諫められるものの、うるさそうにしながらも逆らえない関係性が描かれています。
得意武器は、棘付きの巨大なハンマー。見た目は調理器具にも見えるため、大佛の巨大な電動のこぎりと対照的な武器としてデザインされているようにも思えます。個人的には、彼女との戦いが見てみたいところ。
しかし、彼の初めての本格的な戦いの相手は南雲。これはこれで非常にアツいドリームマッチであり、決着がどうつくのか楽しみな展開となっています。
初期から登場しているキャラクターの中で、強さがナーフされていない数少ない一人でもあります。
7位:大佛(オサラギ)
大佛は、「農家が産んだゴシック・バーサーカー」とも言える異色のキャラクター。
黒髪にヴェールをかぶり、ドレス姿で登場する神秘的な見た目とは裏腹に、精神年齢は幼女並みで、マイペースな性格です。よく先輩の神々廻を振り回しています。
ORDERの中ではまだ新入りの部類に入りますが、その実力は折り紙付き。彼女の戦闘スタイルは非常に狂気じみており、華奢な体躯に似合わない巨大な電動のこぎりを得意武器としています。
また、本人はお化けが苦手なようですが、その戦闘スタイルこそホラー映画に出てきそうなレベルの異常性を持っています。命令に従う傾向が強いため、もし指示があれば神々廻相手でも容赦なく戦うでしょう。
8位:神々廻(シシバ)
神々廻は、ORDERに所属する現役メンバーの一人。
関西弁でローテンション、銀髪ロン毛に顔の傷、さらに坂本を「坂さん」と呼ぶキャラ設定がどこかあざとい兄ちゃんです。
ORDERは殺し屋界の公式最高戦力とされており、神々廻もその中堅ポジションに位置しています。彼は先輩である大佛の面倒を見つつ、後輩の指導(?)にも携わることが多いようです。
得意武器はネイルハンマーという泥臭い武器ですが、それを巧みに扱い、着実に戦果を挙げる実力者です。
また、身内に対しては非常に甘い一面も持っており、同僚の南雲なら殺せるものの、師匠である四ツ村には殺害命令が出ても躊躇する性格。さらに、後輩の大佛に対しては、たぶん本気で手を出せないタイプでしょう。
9位:四ツ村暁(ヨツムラ サトル)
四ツ村暁は、天才少年・周(あまね)の父であり、かつてのORDER創設者。
しかし、ある事件で濡れ衣を着せられ、ORDERを除籍されることに。以来、彼はORDERから追われる立場となっています。
得意武器は三節棍で、戦闘スタイルは非常に洗練されており、現在のORDERである神々廻、大佛、南雲の3人を同時に圧倒するほどの実力を持っています。
作中トップクラスの戦闘力を誇るものの、行動原理が「息子に会いたい」「誤解を解いて家族としてやり直したい」というものであるため、周を人質に取られた際に弱みを見せる可能性があることから、この順位としました。
10位:京(カナグリ)
京は、元ORDERの一員でありながらスラー一派に寝返った裏切り者。
しかし、本人にとってはそれもすべて「映画」のためであり、罪悪感など微塵も感じていない様子です。
彼の行動原理は「最高の映画を撮ること」のみ。ORDERに入った理由、佐藤田先生を殺した理由、スラー一派に移った理由、すべてが映画のためであり、常識で測れる人物ではありません。
奇人変人が多い『SAKAMOTO DAYS』の中でも、間違いなくトップクラスのド変態(二度目)。ただし、「映画のためなら自ら死を選ぶ」という極端すぎる思考の持ち主であるため、この順位としました。
最強キャラランキングTOP10圏外
11位:熊埜御(クマノミ)
「×(スラー)一派」に所属する熊埜御がここでランクイン。
彼女は両手にはめた特殊なグローブを用いて磁力を操ることができ、金属系の武器や攻撃に対してはほぼ無敵の防御能力を誇ります。まるで『ワンピース』のユースタス・キッドのような能力を持ち、戦場では圧倒的な強さを発揮します。
彼女は敵には容赦しませんが、一方で仲間想いの性格を持っています。スラー一派の人間に対しては甘く、仲間を生かすためなら自らが犠牲になることも厭わないスタイルで戦うため、その戦闘スタイルも独特です。
12位:赤尾リオン
故人ではありますが、赤尾リオンは坂本・南雲と肩を並べる才能を持ったキャラクターでした。
彼女はナイフや銃を自在に扱い、状況に応じて柔軟に戦闘スタイルを変える適応力を備えています。また、「殺道」が見えるという特殊能力も持っており、戦闘において非常に優れた洞察力を発揮していました。
外見は可憐な女性ですが、その実力は南雲すら惚れ込むほど。もし生きていたら、坂本や南雲も彼女を本気で倒すことはできないでしょう。その精神的な強さも含め、この順位となりました。
13位:佐藤田悦子(佐藤田先生)
佐藤田悦子は、一見すると穏やかな中年女性ですが、その実力は折り紙付き。
彼女は殺し屋養成機関「JCC」の教師であり、坂本や南雲の恩師でもあるという圧倒的な経歴の持ち主です。かつては「ORDER」からスカウトを受けるほどの実力者でしたが、それを断り教師の道を選びました。
戦闘能力だけでなく、生徒を守る強い信念を持っていた彼女ですが、すでに物語の中で死亡。しかし、殺し屋の世界で中年まで生き延びたというだけで、彼女の強さが証明されていると言えるでしょう。
14位:眞霜平助・ピースケ
眞霜平助は優秀なスナイパーであり、彼の狙撃能力は一流です。
遠距離攻撃を得意とし、ピースケ(鳥)のサポートを受けることで生存能力も非常に高いのが特徴。狙撃キャラは近接キャラに比べて軽視されがちですが、一方的に攻撃を仕掛けられるという強みがあるため、戦場では驚異的な存在になります。
また、平助自身も非常に優れた技術を持ち、跳弾を活用することで標的を確実に仕留める戦法を取るため、簡単には攻略できない厄介な相手です。
15位:朝倉シン
本作の主人公は坂本ですが、物語の視点の多くは「朝倉シン」にフォーカスされています。
彼は他人の心を読むエスパー能力を持ち、最近では未来視まで習得。その能力に加えて、殺し屋としての成長も著しく、実力を着実に伸ばし続けています。
シンは殺し屋でありながら仲間を大切にする性格の持ち主であり、戦闘においても冷酷になりきれない面があるため、相手に情けをかける可能性があります。しかし、その優しさが逆に彼の魅力となり、成長し続ける彼の未来には無限の可能性が秘められています。
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