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わたしの幸せな結婚・話がわからないし意味不明?設定が中途半端なのが理由?

「和風シンデレラストーリー」として高い人気を誇る『わたしの幸せな結婚』。

本作は、主人公の美世が清霞との出会いによって過去の苦しみから解放され、少しずつ幸せを掴んでいく姿が描かれています。その成長に胸を打たれた方も多いのではないでしょうか。

ですが、作品への感想を見ていると、「話がわかりづらい」「内容が難しい」といった声も少なくありません。

たしかに、世界観や登場する用語、そして能力の設定などが複雑なため、初めて触れる人にとっては少し理解しづらい部分があるのも事実です。

では、どのような点が読者にとって難解に感じられているのでしょうか?

今回は、『わたしの幸せな結婚』が「難しい」「よくわからない」と思われてしまう理由や、物語の複雑な設定について詳しく解説していきます。

 

 

目次

『わたしの幸せな結婚』は意味不明なのか?

「和風シンデレラストーリー」として人気の高い『わたしの幸せな結婚』ですが、中には「話が分かりにくい」「意味不明」という意見も見られます。

特に、初めて作品に触れた人は設定や展開が理解しにくいこともあるようです。

今回は、そんな声が挙がる理由をいくつかの視点から解説していきます。

 

ストーリー展開が盛り上がりに欠け分かりづらい

一つ目の理由は、物語の展開にあります。序盤で清霞と美世が急速に距離を縮めるため、「え、もう両思い?」と拍子抜けしてしまった読者も多いようです。

冷徹で無感情と噂される清霞が、出会って間もない美世に好意を抱く流れが唐突に感じられ、違和感が残る展開だと言われています。

また、二人が想いを通わせた後は、恋愛の進展が停滞し、だらだらとした印象を与えることも。ネット上では「展開が遅すぎる」「展開が単調」といった意見が目立ちました。

物語のクライマックスである斎森家への連れ戻し事件でも、清霞がすぐに助けに来ることで、あまり緊張感が続かず、「予想通りすぎてつまらない」と感じる読者も少なくありません。

 

実写映画版は異能バトルの比重が大きく分かりにくい

二つ目の理由は、実写映画の内容です。映画版では、清霞が主人公の視点で描かれているため、原作とは違った印象を受ける人もいます。

帝国陸軍内の政治や帝を取り巻く勢力関係が強調され、恋愛要素が薄れてしまっているため、「想像していた話と違った」と感じる人も少なくありません。

特に異能バトルシーンが多く、「恋愛ものだと思って観たら、SFやアクション要素が強すぎてついていけなかった」という声が挙がっています。

また、帝やその側近たちの登場が増えたことで、原作未読の人には世界観や設定が理解しにくくなっている点も、意味不明と感じる原因の一つです。

 

時代背景と異能設定のちぐはぐ感

話がわかりづらい理由の一つとしてあるのは、時代設定と物語の世界観のミスマッチです。物語は明治から大正時代を思わせる世界を舞台にしていますが、そこに「異能」という超常的な要素が加わっています。

帝国陸軍が登場するなど、実際の歴史をベースにしながら、異能や怪異の存在が公然と描かれているため、「リアルとファンタジーのバランスが中途半端」と違和感を抱く人がいるようです。

 

たとえば、美世が斎森家に連れ戻され、異能を使った戦いが繰り広げられるシーンでは、一般の軍や警察が介入しないことに疑問を感じる読者も。

「現実とファンタジーが混在していて、設定が甘い」「もう少し世界観を統一してほしい」という声が目立つのも、このためでしょう。

 

薄刃家の能力がわかりにくい

ストーリーの分かりづらさの理由で大きいのが、「薄刃家が持つ特殊な能力」にあります。

薄刃家は、他の異能家系とは異なり「人の心に干渉する力」を持っています。具体的には、相手の自我を奪い操り人形にしたり、幻覚を見せて精神を崩壊させることが可能な非常に強力な能力です。

さらに、ヒロインである美世も薄刃家の血を引いており、その中でも特に希少な「夢見の力」を受け継いでいます。これは、人の夢に干渉し未来を垣間見ることができるという能力です。

 

分かりづらさの理由は視覚的な演出不足

ただし、この能力は他の異能と違い、雷や炎などの派手なビジュアルを伴わないため、視覚的にわかりづらいという意見が多くあります。

映画版でも、美世がオクツキの霊に操られた軍人たちを助ける場面がありますが、実際に何が起こっているのか理解しにくい演出となっていました。

そのため、「能力のすごさ」が伝わりづらく、他の異能との違いが分からずに「よくわからない」と感じる原因になっているのかもしれません。

 

 異形の存在が説明不足

さらに異能が分かりづらいのが、「異形の描写が少なく、その存在が曖昧」なことです。

作品内には、対異特務小隊という異形討伐の専門部隊が登場しますが、そもそも「異形」がどんな存在なのか明確な説明や描写がほとんどありません。

 

異形のビジュアルが想像しづらい

漫画第4巻や映画のクライマックスでは、オクツキの霊に操られた兵士との戦闘が描かれていますが、本来の異形との直接対決はあまり描かれていません。

異形の具体的なビジュアルや恐怖感が伝わらないため、「一体どんな脅威なのか?」と疑問を抱く読者や視聴者も多いです。

その結果、異能バトルのはずが人間同士の戦いに見え、「異形と戦うための力」という設定がうまく活かされていない印象を与えてしまっています。

異形についての掘り下げや描写が今後の展開で描かれることを期待したいところですね。

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