遠藤達哉先生による『スパイファミリー』は、『少年ジャンプ+』にて連載中の人気漫画作品です。
連載が始まった当初から、多くの読者の注目を集め、高い支持を得ています。
2022年にはアニメ化も果たし、その人気はさらに拡大しています。
物語の中心には、スパイのロイド・フォージャー、殺し屋のヨル・フォージャー、心を読む少女アーニャ・フォージャーの3人がいます。
このフォージャー家のメンバー以外にも、個性的なキャラクターが多数登場します。
その中でも特に存在感があるのが、ロイドの後輩スパイであるフィオナ・フロストです。
しかしながら、印象が強い分「苦手」「好きになれない」という声も聞かれます。
フィオナがなぜそのように言われるのか、理由を詳しく見ていきましょう。
フィオナに対する否定的な意見の声
フィオナ・フロストは、西国のスパイ機関WISEに所属する工作員のひとりです。
コードネームは「夜帳(とばり)」で、ロイド=黄昏の後輩にあたります。
そんな彼女ですが、SNSなどでは「嫌い」「ムカつく」といった否定的な意見も見られます。
ここでは、フィオナが批判の対象となる理由について整理していきます。
無表情な態度が親しみを持たれにくい
フィオナの大きな特徴のひとつは、常に感情を抑えた無表情な態度です。
スパイという職業柄、感情を表に出さないよう意識していることがうかがえます。
アーニャが彼女の心を読んでしまうと、内面とのギャップが明らかになりますが、同僚からは得体の知れない存在と見なされています。
表情に乏しいことから、冷たく不愛想な印象を持たれるのも無理はありません。
感情豊かなアーニャやヨルと比べると、フィオナはややとっつきにくいキャラクターに映るのかもしれません。
ロイドへの過剰なツンデレが受け入れられない
普段は無表情なフィオナですが、心の中ではロイド=黄昏に強い恋心を抱いています。
アーニャがフィオナの心を読んでしまい、その思いが明るみに出る場面は、作中でも印象的なシーンの一つです。
フィオナはロイドに対して過度なツンデレを見せることがありますが、その態度に対しては賛否が分かれています。
特に、ツンの部分が強調されすぎているために、素直に可愛らしさを感じにくいとする意見も存在します。
こうした理由から、フィオナのキャラクターに好感を持てない人が出てくるのかもしれません。
ヨルへの敵意が反感を買っている
フィオナは、黄昏に対する恋愛感情が非常に強いため、ロイドの妻役を務めているヨルに対して露骨な敵対心を抱いています。
ロイドとヨルの夫婦関係を支持するファンが多い中、フィオナの態度は批判の的となることがあります。
実際、SNS上でも「ヨルとロイドの仲を邪魔してほしくない」という意見が見受けられました。
フィオナのようなライバル的立ち位置のキャラクターは、作品によって好き嫌いが大きく分かれる傾向があります。
スパイファミリーにおいても、その例に漏れず、フィオナに対して否定的な感情を持つ人が一定数存在するようです。
フォージャー家を壊そうとする意図が嫌われる
フィオナは黄昏に強い想いを寄せているため、自分こそが彼の妻役にふさわしいと考えています。
そのため、ヨルを排除してでも黄昏の隣に立ちたいという願望を抱いています。
作中では、ヨルが妻の役目を降りた場合に備えているかのような発言もあり、読者に不安を抱かせました。
フィオナの思惑があからさまに見えてしまうため、こうした態度が「うざい」と感じられてしまうのかもしれません。
フォージャー家の絆を応援している読者にとって、フィオナの行動は脅威に映るのでしょう。
フィオナ・フロストが嫌われる理由まとめ
フィオナが嫌われる主な理由は、無愛想な態度、過剰なツンデレ、ヨルに対する敵対心、フォージャー家を壊そうとする意図などが挙げられます。
いずれも、作品の中心であるフォージャー家の関係性を大切に思う読者にとって、受け入れがたい要素となっているようです。
それでも、フィオナ自身のプロフェッショナルな一面や、ひたむきな思いに魅力を感じるファンも存在します。
今後、フィオナがどのように描かれていくのか、注目して見守りたいところです。
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