『SPY×FAMILY』は、2022年4月時点でコミックス第9巻までが刊行されています。
それにもかかわらず、数多くの印象的なキャラクターが登場し、読者の心をつかんでいます。
それぞれの登場人物が際立った個性を持ち、物語の中で印象的な活躍を見せています。
中でも、キャラクター同士の複雑な関係性が、物語をより深く魅力的にしています。
その中でも特に注目されるのが、主人公ロイドと妻ヨルの関係です。
2人は表向きには夫婦として生活していますが、互いに正体を隠したまま生活を送っています。
今後その関係がどのように変化していくのか、多くの読者が注目しています。
一部では、2人が敵として対立する可能性があるとも言われています。
本記事では、ロイドとヨルの関係性や、所属する組織との関係について詳しく掘り下げていきます。
スパイファミリーのヨルとロイドは敵?
2人の立場から敵対する可能性がある
ヨルとロイドは、出会った当初からお互いの正体を知らずに接しています。
互いに秘密を抱えたまま、表向きの結婚生活を続けています。
しかし実際には、ロイドはスパイであり、ヨルは殺し屋という正反対の立場にあります。
もし両者が正体を知り、敵対することになれば、激しい戦いが避けられないでしょう。
果たして本当に、2人は敵同士になる可能性があるのでしょうか。
結論から言えば、立場上は敵になる可能性が十分にあると言えます。
スパイと暗殺者というそれぞれの職務からすれば、衝突するのは不自然ではありません。
現在の2人は、仮初の家族ながら心の距離を縮め、共に暮らす日々に馴染みつつあります。
しかし元々は偽装結婚であり、愛情関係が築かれていたわけではありません。
今後、家族としての絆が本物になれば、衝突は回避できるかもしれません。
ロイドが標的となればヨルは任務を断る?
仮にヨルがロイドを標的として暗殺依頼を受けた場合、任務を遂行するのでしょうか。
結論として、ヨルはその依頼を拒否する可能性が高いと考えられます。
それは、疑似家族でありながらも、ロイドとの生活に安らぎを見出しているためです。
物語の中でも、ヨルが殺し屋としての自分に葛藤する描写が複数描かれています。
さらに、超能力を持つアーニャが状況を察知し、2人が対立しないよう立ち回る可能性も高いでしょう。
このように、家族の絆が深まる中で、任務よりも感情が優先される展開も十分に考えられます。
黄昏とガーデンは敵対関係
これまでヨルとロイドの関係について解説してきましたが、2人が所属する組織についてはまだ触れていませんでした。
ここからは、それぞれの立場や組織についてさらに詳しく見ていきます。
結論から言えば、2人が属する組織は本質的に敵対する関係にあります。
ロイドは西国の諜報機関に所属する敏腕スパイで、コードネームは「黄昏」です。
一方、ヨルは東国側の暗殺組織「ガーデン」に身を置いています。
ガーデンは、東国の秩序を保つために、裏の任務として暗殺を実行している集団です。
このため、西国から情報を持ち出すロイドは、ガーデンにとって脅威となる存在と見なされる可能性があります。
もしロイドが危険人物と判断されれば、ガーデンから彼に対して抹殺命令が下ることも想定されます。
その際には、ヨルが任務としてロイドと対峙する事態が避けられないかもしれません。
黄昏とは?組織について
西国が誇るエリートスパイ
ロイドは、西国のスパイ組織《WISE》に所属するエリートスパイです。
「黄昏」と呼ばれ、どんな困難な任務も冷静にこなす実力者として知られています。
彼の活動は東西間の均衡を保つことが主な目的で、その正体を知る人物はごく限られています。
ロイドの過去には、戦争によって家族を失った経験があり、その影響で他人と深く関わらず任務に徹するようになりました。
感情を抑えて生きる彼が、偽装家族という形で誰かと生活を共にするのは、まさに異例の事態です。
黄昏の任務はドノバンの調査
ロイドに与えられた任務は、東国の国家元首であり西国が注視する人物「ドノバン・デズモンド」の動向を探ることです。
このドノバンの思想や行動が、東西の緊張関係に影響を与える可能性があると見られています。
そのため、西国の諜報機関《WISE》は「オペレーション梟(ストリクス)」という極秘任務をロイドに課しました。
この任務を遂行するためには、子どもを通じてドノバンに接近する必要があり、ロイドは偽の家族を作ることになります。
こうして生まれた仮初の家庭で、ロイドは父親としてアーニャを育て、妻役として迎えたのがヨルです。
もちろん、東国の総裁に近づくのは容易ではなく、任務は困難を極めます。
しかし、アーニャが通うイーデン校や、ドノバンの息子であるダミアンとの接点を通して、ロイドは着実に任務を前進させています。
ガーデンとは?組織について
政府の影に潜む暗殺集団
ヨルが属する「ガーデン」は、東国の安全を脅かす人物の暗殺を請け負う非公然の組織です。
その存在は秘密に包まれており、詳細な構造や指揮系統は明かされていません。
ガーデンの活動内容を考慮すれば、ロイドのような西国のスパイが標的になることもあり得ます。
したがって、ヨルとロイドがそれぞれの使命によって対立することは、決して空想ではありません。
現時点では、ロイドとガーデンが直接関わった描写はありませんが、ロイドは情報屋フランキーからガーデンの存在を知っているようです。
ただし、ヨルがその一員であることまでは認識していないと考えられます。
今後の物語が進む中で、2人の所属組織が接触する展開も十分にあり得ます。
その際、ヨルの正体や所属が明らかになる可能性も出てくるでしょう。
ガーデンの目的は東西問わず「国賊の排除」
ガーデンは「世界を美しく保つ」という理念を掲げています。
組織の頂点には「店長」と呼ばれる男が存在し、暗殺者たちを指揮しています。
東国側の組織でありながら、実は敵と見なした相手に対しては、東西問わず排除するスタンスを取っているのが特徴です。
ロイドの所属する《WISE》が追うドノバンが、もしガーデンの背後に関与しているとすれば、ロイド自身がターゲットとされる展開も十分に考えられます。
そうなった場合、ヨルは任務と家庭の間で選択を迫られることになります。
その決断が、物語の大きな転機になる可能性もあるでしょう。
【SPY×FAMILY】ロイドとヨルの関係まとめ
ロイドとヨルは、互いの素性を知らないまま仮初の家族として共に生活しています。
しかし、それぞれが所属する組織は本来敵対関係にあり、今後の展開次第では直接衝突する可能性も否定できません。
ロイドは西国のスパイとして、ヨルは東国の暗殺者として活動しており、その任務が交錯する日が訪れるかもしれません。
とはいえ、物語を通じて2人の間には確かな信頼や絆が芽生え始めています。
そのため、たとえ組織の命令が2人を対立させたとしても、最終的に選ぶのは「家族としてのつながり」ではないかと期待されています。
今後の展開で、彼らがどのような選択をするのか注目が集まります。
コメント