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生産管理の歴史

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生産管理の歴史生産管理は20世紀以降、産業の高度化と共に大きな発展を遂げてきました。ここでは20世紀以降における生産管理の簡単な歴史を紹介します。

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テーラーの科学的管理法history001
近代的な生産管理の歴史は、米国の技術者、フレデリック・テーラーからはじまります。テーラーは製鋼所で働いていた際に、ストップウオッチを使って要素作業の時間を測定、作業時間分析を行うことで、1日の公平な作業量を決定しました。この結果を時間研究(タイム・スタディー)として1903年に雑誌に論文として発表、1911年には著書『科学的管理法の原理』を出版しました。それまでは属人化していた作業現場にはじめて科学的に分析・管理法を持ち込んだため、テーラーは「科学的管理法の父」と呼ばれます。

 

フォードのライン生産方式history002
生産方式としておそらく最も有名で、現在も「工場」の大きなイメージとなっているのがヘンリー・フォードが完成させたライン生産方式です。ベルトコンベアに乗って運ばれてくる部品を順に組み立てることで、均一な品質を持った製品の大量生産が可能になりました。これが実現できた背景には共通規格の採用等多くの要因がありますが、製品工程分析や作業者分析による生産管理が何よりの要となりました。

 

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IE:インダストリアルエンジニアリングhistory003
インダストリアルエンジニアリングは、最も効率的な作業内容を追求し、経営数値として扱える段階まで定量的に落とし込むことを目的としています。日本語では生産工学と呼ばれますが、製造現場を分析し生産効率の向上と、原価低減を目的とし、「時間研究」「工程分析」「動作分析」「稼動分析」など多くの分析手法が含まれます。現在の生産管理のほぼ全てはインダストリアルエンジニアリングの考え方の上に成り立っています。

 

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MRPhistory004
MRPとはある一定期間に生産された製品について原価項目を算出し、製品ごとの原価を観測しながら管理を行う手法です。日本語に訳すとMRPは資材所要量計画と呼ばれ、ある期間に必要な生産量や在庫、材料がいくらになるのか、といった計画全体の管理から各生産工程を考えていきます。特に重要な特徴は、部品単位での管理を行う点で、MRPの実行においてはコンピュータの活用が前提とされます。多数に渡る部品の調達生産計画を円滑に行うために開発されました。

 

トヨタ生産方式history005
トヨタは1950年代に経営危機に陥った際、ムダな在庫を持つ余力がありませんでした。そのため、生産や在庫のムダを省いた、効率的な生産体制を、大野耐一氏を中心として作り上げ、1970年代になって高度の完成を見ました。特にトヨタ生産方式の核となるポイントは、後工程から前工程に対し、運搬・生産の要求を行う後工程引き取り型の方式で、MRPのような計画先導型の生産方式とは大きく異なります。特にトヨタ生産方式のこの生産方式はカンバンと呼ばれる帳票を用いて行ったため、カンバン方式とも呼ばれます。

 

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1990年代になるとコンピュータの高度化や市場ニーズの多様化等、様々な要因により生産管理方式も多様化していきます。特に有名なのは、パソコンメーカーのデルが始めた発注を受けてから生産を開始するBPO(Build to Order)やカンバン方式が企業間取引まで拡張されたSCM(Supply Chain    Management)の概念、MRPの考え方が、製造現場の人的、設備的資源まで拡張されたMRPⅡ(Manufacturing Resource Planning)、さらには、企業全体を管理対象とするERP(Enterprise Resource Management)パッケージの登場など、更に進化を続けています。

 

 

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